年収100万円以下では自尊心が保てない?
会社の倒産、病気、怪我、親の介護などで誰しもが低年収に陥る可能性はあります。
先日のNHKスペシャルの「ミッシングワーカー」に出てきていた人たちがまさにそれで、完全に働けなくなってしまうと自尊心を保つのは難しいかもしれません。
それがまた働く意欲を無くしてしまう原因になったりもするんですよね。
生活保護を受けると自尊心を保てなくなる人は多いと思いますし、それで受けない人もいると聞きます。
税金払ってないくらい気にしなくてもいい
でも、所得税を払う必要がないレベルでも収入があるなら気にしなくてもいいんじゃないかなぁ?
給与所得者(サラリーマンやアルバイト・パート)なら103万円ですね。給与所得控除65万円と基礎控除38万円で103万円です。
自営業でも青色申告で複式簿記帳簿を付けていたら65万円の青色申告控除と基礎控除で103万円以下の粗利なら所得税ゼロ。
健康保険料や年金を払っていたらそれも控除されますし、民間の保険・年金も控除の対象にできますし、控除は色々あります。
自営業者なんて税金減らそうと必死に経費に計上できるもの探したりするわけですし。
年金の免除は、免除された期間の分は支給時に半分になりますから、まるまる免除でもありません。(国民年金の半分は税金から拠出されているため)
年金の第3号被保険者(夫がサラリーマンの専業主婦)の方がずっとフリーライダーなので気にする必要はないでしょう。
年収や所有物が自尊心の全てだと
それまで年収や持っているブランド品や高級品、あるいは不動産や金融資産などが自分の自尊心の全てだった人が、低年収に陥ったら自尊心を保つのは難しいと思います。
価値観がそうなっていたら、それを変えるのは簡単なことではありません。
所属していた会社やその肩書が自尊心の全てだった人が、定年退職後に抜け殻になるようなものです。
簡単に失う可能性があるもの一つだけで自尊心を保つのはやめておいた方がいいですね。
私は15年以上前に年収と自尊心を切り離しました
ちなみに私は30過ぎてフリーランスになった時、ろくに仕事がなくて低収入になった時代があったので、その時に年収と自尊心は完全に切り離されました。
パチンコで年間50万円くらい儲かっていたのでかろうじて生きていたレベルでしたけど…
それでも一人暮らしは維持できていたので、自立して毎日楽しめることがあったらそれで十分でした。
大原扁理氏が言うように「国や親に頼り切らない」で生きているならいいんじゃないでしょうか。