会社での肩書は世間で通用しない
「サルは木から落ちてもサルだが、政治家は選挙で落ちればただの人だ」
と言われるように、退職して肩書がなくなったサラリーマンもただの人です。「元横綱」とか「元チャンピオン」みたいな形で特別扱いされる人はほとんどいません。
でもその落差が大きい人ほど、ストレスを抱えてしまうのでしょうねぇ…
ツイートへの返信で自衛隊や商社などが退職前に研修を行って事例が紹介されていますが、もっと広く行われるべきかもしれませんね。
メガバンクが行う「たそがれ研修」
その「黄昏(たそがれ)研修」をぐぐると、メガバンクでは今や45歳から行われているようです。
「この研修は、行員自身が『銀行を出た後のこと』を考えるものらしいよ。家族への手紙を書き、特技や趣味、資格など、自分をもう一度見つめ直すように指導されるらしい」
自分の特技や趣味などがはっきりしている人にとっては、研修で自分を見つけ直さなければいけないのか?と疑問になるでしょうけど、必要な人もたくさんいるんでしょう。
大手企業で激しい出世競争の中で身を粉にして働いていた人ほど、その傾向が強いかもしれません。
定年退職時に受けるならともかく、45歳で「たそがれ研修」を受けるのは抵抗感があると思いますが。
退職・転職は自分を見つめ直すチャンス
日本では「空白期間」をやたら気にするため、退職から次の就職先で仕事を始めるまで休みがほとんどない人が多いと思います。
そもそも転職したことなく定年まで勤め上げる人もたくさんいるわけですしね。
でも退職時に有給消化で1ヶ月くらいの休みがあるなら、それは自分を見つめ直すチャンスだと思います。
私は最初の会社を辞めた時に、3ヶ月の待機期間と6ヶ月の失業手当をもらう期間、合計9ヶ月でゆっくり自分を見つめ直しました…
うそです!ほとんど遊んでました(;´∀`)
でも空白期間はあってもいいと思うんですよねぇ。もはや都市伝説のようにも感じますが、そういう慣習が出来上がった以上はしょうがないですけど。