「国民年金だけでは生活できない」と言われますが
国民年金は40年かけた満額で月65000円くらい。「これでは生活できない!」とよく言われます。
生活保護の生活扶助費(住宅扶助費を除いた額)は地域によって違いますが、よく日本の平均と言われる静岡市で72110円です。これより低い地域もたくさん存在しています。
国民年金は「持ち家があれば健康で文化的な生活ができるレベル」というくらいの設定と言えるでしょうか。
誰も「国民年金だけで十分の設計にしている」なんて言ってないので、自営業なら国民年金基金などをかけて、積み上げしておかないとゆとりある老後は難しいですね。
厚生年金も老齢基礎年金(=国民年金)と老齢厚生年金(報酬比例)の2階建ての仕組みなわけですし。
理想は年金だけで生活できる状況?
理想は年金だけで生活できるほどの年金を受給することだと思います。あるいは、節約生活で少ない年金額での生活をするかですね。
ある程度の年金額でない限りは、持ち家がないと厳しいと思います。
私は実家(相続済み)があるので、年金でなんとか倹しく生きて、家の修繕などは貯金から出すというイメージを持っています。
しかし年金は減る可能性が高く、家は築50年、60年、70年となっていく中で修繕費はかかりますし、自然災害を被った時が怖いです。
自然災害を考えると、持ち家がいいのか賃貸がいいのかの議論は難しくなりますね。
自然災害で財産を失う可能性
貯金を貯め込んで使わない高齢者が多い原因の一つに、災害に備えていることもあるのでしょう。
このところ今まで見たことのないような災害ばかり起きていて、ニュースで流れれば流れるほど準備しておかないといけない気持ちになりますよねぇ。
自然災害は保険である程度は対応できるとは言え、生活が大きく変わってしまいますし、何かと心配の種ですから。
病気の方が健康保険(高額療養費制度)が効きますし、「不摂生してきた結果」とか「寿命」だと割り切れるように思えます。
万が一の時は諦める
私は自然災害に完璧に備えられるお金は持っていませんから、万が一の時は諦めるつもりです。
あまりにモノを持ちすぎると、いきなり全てを失った時のショックが大きいので、モノは持ちすぎないのがいいのでしょうね。
私はモノよりもデータが重要ですが、バックアップを安全な場所に置かないといけないかも。
最悪の場合は災害で死んだと思って死ねばそれでいいかな。