AIによって生み出される「無用者階級」
AIに生み出される富からうまく税金を取ってうまく分配しない限りは、格差の大きな社会になるでしょうね。
今の私は「無用者階級」の先駆けのようなものなのかもしれません。
一応Web記事の作成などのいわゆるネット内職で働いていますが、まさにAIに奪われやすい仕事の筆頭です。
PCだけで完結するデスク仕事の方がAIに仕事を奪われやすいんですよね。
「無用者階級」は経済的に価値がないのか?
ただ、「無用者階級は経済的に無価値で政治的にも無力」という指摘には異論があります。
「無用者階級」が何も生み出さない存在という点は事実ですが、経済は生産者・サービス提供者だけでなく、その消費者がいて成り立つものです。
AI・ロボットで食料を完全自動生産が出来たとしても、食べる人間がいないのでは意味がなくなります。
そのために、「無用者階級」が大量に存在する世の中では、ベーシック・インカムのようなもので消費者として活動させる必要が出てくるわけですが。
AIに支配された方がマシだったりして
一部のエリートとそれ以外に分断された社会とか、AIのマザーコンピュータに支配された社会とかはSFの定番設定です。
前者は資本主義が悪い方向に向かった形で、後者は共産・社会主義的な管理社会の悪い形ですね。
ただ、人間が支配する共産・社会主義の実態が、支配階級とそれ以外に分断されているのと較べると、AIによる支配は私利私欲がない分マシかもしれません。
格差で分断した社会になりかけた時、AIに支配させ人間は平等にする革命(共産主義革命?)が起きたりして。
ちなみに、AIを神として崇める宗教は既にあるので、この場合は宗教革命かな?