2025年の大阪万博開催は「税金の無駄」か?
元々は夢洲という埋め立て地をいかに活用するかを考えて、オリンピック誘致や万博誘致をしてきたんですね。
夢洲の埋め立て費用はサンクコストとして無視すべきだった、という意見も成り立つでしょうし、万博のおかげで地下鉄などが整備されれば土地が売れるとも言えます。
的外れな批判は多い
「橋1本で繋がってるだけだから何かあれば陸の孤島」なんて意見を読んだ上で、ちゃんと認識の間違いを番組中に指摘したのかな?
舞洲とは橋で繋がっていて、コスモスクエア側からは海底トンネルで道路が繋がっていて、地下鉄用トンネルも掘削済み。
アクセスルートは現在でも2本あるので孤島になるリスクは非常に低いです。そもそも「陸の孤島」じゃなく、「海の孤島」になるんだし。
心配になるのは台風の高潮や津波での浸水ですが、海抜11メートルとかなり高く作っているので安全です。実は陸地側で夢洲よりも低い地域の方が危険だとか。
災害では粘土質で安全とは言ってはいますが、地震で液状化するリスクの不安が残ります。
結局は「小さく生んで大きく育てる」にならないか
1300億円と試算されている会場建設費は大阪市と府、国、民間(関西財界)で3分の1づつ拠出するので、税金で使われるのは900億円もありません。
900億円で済むのなら、半年にわたって2000万人以上を呼び込めるイベントとしては悪くないようにも思えます。
ただし、それが試算通りで済むのならばの話。
東京オリンピックも最初はあれだけ安く済むと言っていたのに、どんどん膨れ上がりました。
国も地方も「小さく生んで大きく育てる」が染み付いてしまっていて、走り出せばどうにでもなると思ってそうです。
膨れ上がった分は府市と国だけが負担するのではなく、民間も同じだけ負担するように確約すべきかも。
そうすれば少しでも出すお金を減らそうと必死になると思います。一部の政治家・官僚の食い物にされずに済めばいいかと。