高年収はコスパ意識が低い傾向
「コスパ意識」は若い人ほど高い傾向があるかな、というのは予想通りの結果でした。ただ言うほど差はないですね。
年収が高くなると、意識が低くなるのも当然と言えば当然の結果です。
ただ、700万円以下では全て女性の方がコスパ意識が高いのに、700万円以上では男女のコスパ意識が逆転しているのが面白い点です。
女性の方が年収が増えると意識が変わりやすい、と言えるかもしれません。このアンケートだけで結論づけるのは危険ですが。
一度生活レベルと上げてしまうと下げられないタイプかも?
「コスパ」がここまで浸透したことにも驚く
「コスパ=コストパフォーマンス(価格性能比)」は性能(スペック)という較べやすい・わかりやすい指標がある世界で元々は使われる言葉です。
PCや電気製品、そのパーツなどで昔からよく使われてきました。
「コスパ」と略して使うようになったのはネット掲示板でよく使われていたからですしね。昔はスラングのようなものでした。
2009年の日本通運のCMで上戸彩は「コスパとはコストパフォーマンスの略称である」とナレーション挟むくらいでしたし。
安いものを選ぶのがコスパではない
ただ、ネットではカロリーだけでコスパ計算するような、単純化しすぎたコスパ論議もみられます。
食べ物はカロリーだけでは較べられるものではありません。かといって味の評価は人それぞれになってしまいます。
食べ物や着る物、嗜好品などは「価格性能比」よりは「価格満足度」を指標にすべきだと思います。結局コスパの評価は人それぞれになりますけど。
ただし同じ商品でも、どこで買うか・いつ買うかによって価格は変わりますから、ここでコスパ意識は発揮されます。
空いている時期に旅行に行くのもその一つ。日本でも需給状況で価格を変動させるダイナミック・プライシングが導入され始めてますから、よりコスパ意識が高まっていくかもしれませんね。