貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

孤独死もみんなですれば怖くない

いずれ大量孤独死の時代になる

toyokeizai.net

30~40代がいずれ迎える「大量孤独死」の未来』というタイトルでは、まるでその時代を迎えて30~40代が大変な思いをするかのように感じますが、死んだ人間は何も困りません。

孤独死の可能性がある人にとっては、自分が孤独死するかどうかでしかないのですから。

増えて困るのは後始末をする人や、事故物件を抱える大家、そして社会全体です。

後始末をする人は仕事が増えるとも言えますが、感染症の危険性もある仕事ですからねぇ。

配偶者に先立たれると孤独死の危険性あり

結婚すれば夫婦でいられるし、子どもがいればいざとなったら面倒をみてもらえる、とも言い切れないのは、現実に高齢単身世帯が増えているからです。

65歳以上一人暮らし高齢者の動向

熟年離婚が増えていることもあるかもしれませんが、多くは死別して単身になった高齢者でしょう。

2015年時点で人口全体の単身世帯の割合は、男性13.3%、女性21.1%です。夫に先立たれた妻が多いと推測されます。そして子どもと同居はしてない人ですね。

孤独死の早期発見には、家族よりも近所付き合いや友達付き合いの方が重要と言えるでしょう。

団塊の世代が大量孤独死して対応を迫られる可能性

未婚の割合が高い今の若い世代の方が比率は高いと思いますが、団塊の世代の方が絶対数が多いわけですから、「大量」という点ではそれほど差はないかもしれません。

団塊の世代が大量に孤独死することで社会問題として認識され、社会全体で対応策を取ればいいでしょう。

保険での対応や技術的な早期発見システムの開発など、孤独死自体は無くせなくても、長期放置による社会的損失を減らすことは可能です。

孤独死するかも」と不安を感じている人にとって、それが多いのか少ないのかなんてどうてもいい話です。

むしろ日本人的な感覚として「みんな孤独死してる」って思うと安心できてしまうかもしれない。

孤独死が大量になったら困るのは誰か、それを考えてメディアはもっと危機感を煽ってもらいたいものですね。

週刊東洋経済 2018年11/3号