低賃金のレオパレス21の修繕現場
壁が薄くて隣の家の音が筒抜けの「レオパレス伝説」を裏付けた、レオパレス21の問題は全棟修理になりましたが、また問題を起こしそうですね。
界壁が全くない、遮音性の基準を満たさない部材や防火性のない部材を使っているものは、レオパレスの発注時点からそうなっていた可能性があります。
と言うのも、レオパレスが部材を一括で発注した方が安くできるので、施行業者に部材の調達を任せていたと思いにくいからです。
一方で、界壁はあるものの隙間があったりする施工不良は、建設当時から安く作らせるために施工業者に払うお金をケチった結果ではないかと。
今回の日給7500円の現場は、また同じことを引き起こしかねませんね。
オーナーに要求する建設費は割高?
一方、オーナーに要求する修繕費が高すぎる問題を先日のMBSが取り上げていました。
問題のレオパレスオーナーは去年の台風で屋根が全部吹き飛んでしまい、修繕することになりましたが、家賃保証を続けるにはレオパレス指定の業者を使うことを求められました。
出された修繕の見積もり金額は8000万円超。ところが、知り合いの工務店に見積もってもらったら5000万円と。
そもそも周辺の建物の中で台風で全部屋根が吹き飛んだのはこのオーナーのレオパレスだけ。
昔からオーナーに高い金額を要求していながら、使う部材のお金も、施工業者に支払うお金もケチっていたという疑いが出てきます。
少なくとも、元請けの中間搾取に対してノーチェックで、今回の問題の本質を理解していないようです。
テレビの取材が入ったことを知って翻意
テレビ局からこの件で取材を申し込んだ影響か、オーナーには知り合いの工務店で修繕してもらって構わないし家賃保証も続けるとのことで落ち着いています。
このレオパレス問題は『ガイアの夜明け』で2度取り上げてここまでの騒ぎに発展しているだけに、テレビ取材には敏感になっているのでしょう。
今頃『ガイアの夜明け』のスタッグが修繕を行っている施工業者の取材をしているかもしれません。
いきなり来週レオパレス追跡取材があるようなので楽しみです。