口コミは嘘だらけ
Amazonや楽天などは「口コミ=利用者の率直な声」を提供する目的で用意していますが、販売業者はそれを悪用しちゃうんですよね。
ちなみに、「サクラ(偽客)」という隠語が一般に広まったのは明治時代以降のようです。江戸時代から業者の間では使われていたやり方だったのかもしれません。
古典的だけど効果がある手法として今でも大手企業までもが使っています。マクドナルドのクォーターパウンダーにサクラを使って行列を作らせたのは2008年のことでした。
すぐにテレビが行列を「社会現象」などと報じるのがサクラの手助けをしていますし、広告代理店がテレビ局に声をかけて行列を取材させてたんじゃないかと疑われてもしょうがない。
そして今はネットで誰もが口コミを読んだり書いたりできるようになり、ネットの口コミ・レビューでのサクラ行為へと広がっています。
食べログの有名レビュアーに対する豪華接待による買収は記憶に新しいです。
売る側の説明・宣伝文句が信用できないから、口コミの信用が高まったのだと思いますが、純粋な客の立場で書いているように見える口コミも信用できない時代です。
ブログのレビューはステマではなく提灯記事
週刊ダイヤモンドの記事では、ブログで映画などを紹介する行為を「ステマ(ステルスマーケティング」としていますが、広告貼ってるのが明確にわかるので、ステマではなく「提灯記事」と言うべきでしょう。
ステマはamebaブログで広告とは言わずに芸能人がさも好きで自分で買って使っているかのように商品を紹介していたやつです。
レビューなんだから面白くなかったらクソミソにけなしてもいいとは言え、できれば観て欲しいから無意識に手加減しちゃいがち。
正直に良い点と悪い点を書いてあるならマシな方で、露骨に褒めていたり、使ってもない商品を「おすすめ商品5つ」などと紹介している記事も見かけます。
ブログのレビュー記事も口コミの一種ではありますが、あまり信用はしない方がいいですね。そもそも、個人が書いているように見えても、誰かに発注して書かせているのかもしれません。
このブログも含めて、常に差し引いてみるのが正解です。まさに「個人の感想」を書いてるだけなんだし。
「マツコが絶賛」は嘘だらけ
嘘の口コミを堂々と掲載している代表が、ダイエットなどの美容系の通販広告です。
その広告には「マツコが絶賛」という嘘もよく使われています。
食べ物では実際にマツコ・デラックスの番組で紹介・絶賛されたものは「紹介されました」「絶賛されました」と宣伝しているものはあります。
それをパクって「マツコが絶賛」や「ホンマでっかテレビで紹介」とか書いている嘘広告がまかり通っているわけですね。
「マツコ」と個人名を書いたらヤバイと思ったのか、「あの太ったオネエ系タレントも絶賛」という広告も見かけました。これならギリギリセーフ?
ということでこのブログも「あの太ったオネエ系タレントも絶賛したブログ」ということにしてみました。
「記事を読むだけで痩せる!」と書くのは流石にすぐに嘘だとバレるので辞めておきました…(どっちも嘘だとわかる)