私は水増しインフルエンサー
SNSのフォロワー数に限らず、ブログのPVやアフィリエイト収益などの数字は、常に疑ってかかった方がいいものです。
フォロワーやPVはお金で買えることはよく知られていますし、アフィリエイト収益は画像でいじらなくても割と簡単に数字を改変したスクリーンショットを作成できます。
改ざんした数字のスクリーンショットを成果として宣伝している情報商材屋もいるわけで、要注意なんですよね。
リアルの世界では「サクラ」という手法であり、個人で騙される人がいるのはしょうがないと思いますが、広告を出す企業が「騙された」というのはお粗末です。
フォロワー数だけで判断するリスク
フォロワー数で判断されるのは読者モデルだけではなく、声優でも行われていることは三石琴乃さんが暴露していました。
フォロワー数は「一定数のファンがついている」証拠であり、「SNSで宣伝してくれる」という期待を持ってのことなんでしょう。
ちゃんと水増しフォロワーチェックしていればいいのですが…
『クローズアップ現代+』では水増しフォロワーを追跡
『クローズアップ現代+』では、実際にフォロワー販売業者で買ったフォロワーのアカウントがどのようなものなのかわざわざブラジルまで追跡取材をしていました。
ほとんどのアカウントは実在しない架空アカウントのようでしたが、中には実在の人物がいて、知らないうちにフォロワーになってました。
乗っ取りの原因の一つと見られるのは、PCからInstagramにアクセスできるアプリで、利用規約にはフォローする場合がある旨の記述がありました。
広告業界は昔から闇だらけ
「サクラ」は江戸時代からある手法ですし、新聞の「押し紙」も広告費を稼ぐための水増しの一種で、新聞社の発行部数は実売との乖離が指摘されています。
インフルエンサーが「広告」と明示せずに投稿すれば「ステルスマーケティング(ステマ)」にあたる可能性もあります。
しかしながらステマは今に始まった話ではなく、ネット以前からある手法です。
最近は業者自ら出す広告が信用できないから「口コミ」の信用度が高まる傾向になっていますが、誰かわからない人の口コミやインフルエンサーの口コミもそう大差ないかと。
口コミ含めて広告業界は昔からこういうものだと思って、常に疑いの目を持っておいた方がいいですね。