無職は暇でしょうがない?
「無職になったら毎日暇でしょうがないでしょ?」「早期リタイアなんてしたら毎日暇するんじゃない?」と言われることがあります。
いかにも休みの過ごし方を知らない仕事人間が言いそうなことではあります。
しかし毎日暇になるもう一つの側面として「遊ぶにはお金がかかる」があります。
遊ぶにはお金がかかる、でもそこまで裕福じゃないから遊べない。だから暇になるでしょ?という論理です。
確かに旅行などに行くにはどうしてもお金がかかりますし、お金をかけないと楽しめない趣味が目立ちます。
なぜなら、本屋などに置いてある趣味の本・雑誌はお金をかける趣味ほど売れるものが多くなるからです。
北欧では「お金をかけずに遊ぶ」が当たり前
高福祉高負担の北欧の国々では、税金が高いため収入に対しての手取りは少なく、それが「お金をかけずに遊ぶ」ようにしている一面です。
さらに、寒い冬はひきこもりがちになるのはしょうがないこと。その時にどう楽しむかをよく知っているのでしょう。
日本も高負担化し、夏はひきこもり
では日本の現状はどうかと言うと、そもそも収入が増えない中で社会保険料率の上昇で高負担で手取りが少なくなり、「若者の○○離れ」といわれるような、お金がかかる趣味が敬遠されがち。
また猛暑の夏にわざわざ外に出るなんて危険でバカバカしいから、ひきこもって楽しめることを見つけた方がいいです。
徐々にではありますが日本も「お金をかけずに遊ぶ」方向へとシフトが進みつつあると言えますかね。
「休み方改革」が必要
日本では「働き方改革」が進められていますが、休みが増えたからと言って、その分多くのお金を使って遊ぶようなことはできません。
給料はそのままで休みが増えた分は、お金をかけずに遊ぶ必要があります。
お金をかけずに休日を過ごす「休み方改革」ができた人は、「無職は暇でしょうがない」などと考えなくなるでしょうか。
そういう人が増えることを期待しています。