2段階認証を知らない株式会社セブン・ペイ社長
2段階認証せずガバガバすぎる仕様で不正利用された「7Pay（セブンペイ）」で、緊急会見したセブン・ペイの小林強社長が2段階認証についての知識を持ってなかったことで、ネット上は「ダメだこりゃ～」になっています。
日本の経営層のITに関する教養レベルの低さはこんなもの、と言ってしまえばそれまでなんですけど、流石にこの立場に就く人ですからねぇ。
会見に出る前に付け焼き刃でいいから知識を詰め込んでおけばよかったのに。
「特命」担当取締役がこの体たらく
小林強氏は株式会社セブン・ペイ代表取締役社長であり、個人情報保護管理責任者でもあります。
また、株式会社セブン・フィナンシャルサービス取締役専務執行役員を兼務しており、そこでの役割としては「特命（金融戦略）担当兼企画部・経理部・法務リスク管理部担当」となっています。
「特命」なんて言うと、相当なキレ者のイメージを想像してしまいますが、現実はこんなもんですかね。
登録した携帯番号に送ったSMSメッセージで認証するなどの「2段階認証」なんてちょっと話を聞けば理解できると思うんですが。
というか、株式会社セブン・ペイ代表取締役社長を拝命したらすぐに他社のQRコード決済を試してみるくらいの行動しないもんなんでしょうか。
理解力がある人がトップに立たないとだめ
株式会社セブン・ペイなんて、QRコード決済をする部門だけの会社として立ち上げた、実質一部門だと思うのですが、どうして技術がわかる人をトップにしないのか謎です。
ガチガチのIT技術者をトップにしろとは言いませんが、一定レベルの技術的な理解力がある人をトップに置くのが当たり前にならないと。
技術系から出世した人は経営や人事（社内政治）には疎いから、トップには置けないとかの伝統でもあるのかもしれませんが。
技術や技術者を軽視した会社はこうなる、ということを示してくれたセブン-イレブンにはさらに反面教師として頑張ってもらいたいと思います。
