SNS依存から抜け出せない理由
先日、『僕らはそれに抵抗できない』の著者、アダム・オルターへのインタビュー記事があり、SNS依存症の危険性について「いいね!はスロットマシーンと同じ原理」だと話していました。
この記事を書いているのは別の方ですが、『僕らはそれに抵抗できない』から引用して、SNSの危険性(ギャンブル性)について同じことを述べています。
キーワードは「間歇(かんけつ)強化」と「承認欲求」ですね。
「間歇(かんけつ)強化」でハマる
「間歇(かんけつ)強化」とは、報酬を毎回もらえるよりも、たまにもらえる方がのめり込みやすいという心理を利用したもの。ギャンブルがまさにこれです。
ずっと優しい人よりも、たまに優しくする人の方が、ずっと強く優しさを感じられるのはこれですかね。
SNSやブログで、バズることを経験してしまうとハマってしまうのもしょうがない。
Facebookの使用とうつの症状に相関関係が?
実際にSNSにハマったことで、気分の落ち込みが続いたりするうつの症状が出ているなら、一度離れてみるのがいいとの研究結果があるそうです。
さらに1週間Facebookから離れると「衝動買い」「食事量」「時間の無駄遣い」が減少したとのこと。
一番いいのは「時間の無駄遣い」が減ることでしょうね。「いいね!が付いてないかを、しょっちゅう確認してしまう」なんて行為は、時間の無駄遣いに他なりませんが、ハマっている時はついつい見てしまうんですよねぇ。
その時間を使って運動したり、他のリラックスできる娯楽を楽しんだりした方がずっといいと思います。
一握りの投資家を儲けさせてるつもりはない
記事では現状を「出資した一握りの投資家に儲けさせることを最優先に」とまとめられていますが、じゃぁユーザがお金を払って利用しているかというとそうでもない。
SNSは無料で利用でき、主に広告で成り立っているビジネスモデルなので、お金を払っている・儲けさせてる感覚は持ちません。使ったアクセス・時間が、運営会社の利益になるわけですけど。
だからこそ罪悪感やもったいない感覚をあまり持たず、ハマりやすいのかもしれませんね。
時間の浪費にならないように気をつけたいものです。