「マネ活層」って何?
「マネ活層」ってなんやねん!?
というのがこの記事を読んだ時に湧いた疑問です。おそらく「マネー活動」の略だと思いますが、じゃぁ「マネー活動」ってなんやねんと。
記事によると「金融商品を保有している、もしくは1 年以内の購入意向を持つ層」とのこと。
「マネー」は貯めたり運用するだけでなく、使う方も大切。如何に使うかも「マネー活動」の一つでしょう。
それを「マネ活」とか言っちゃうのは日本語としてわかりにくすぎてどうなのかと。
あと、「層」と言うなら、3つ以上の層で構成されているうちの一部かと思いきや、マネ活層と一般層の2つだけ。それ層ちゃうやん!
マネックス証券さんの日本語の使い方は、いろいろとどうなのかと思ったのでした。
マネ活層は一般層ほど不安は増していない
アンケートの結果では、「マネ活層」と「一般層」とを比較して、「老後2000万円不足問題」を受けての老後不安に大きな差があるとしています。
ただ、これが同じ年収のマネ活層と一般層の比較であったり、同じ資産額のマネ活層と一般層の比較であれば意味があるのですが、そもそも年収額や資産額が違うのではないかと。
極端に言えば、運用するお金を持たない一般層の人は、不安があって当たり前。金融商品を買えるのに買ってない人とは違いますからね。
むしろ、「老後2000万円不足問題」の報道で問題を過大に受け止めてる4割超のマネ活層の人たちが危ないと思ってしまいました。
「金融機関にカモ扱いされ層」とも言えるからです。
金融機関はまだまだ煽る
元々、「老後2000万円不足問題」は貯蓄から投資へ、iDecoなどへのシフトを促すためのものでしたから、金融機関が飛びついて利用するのも当然です。
iDecoは税金の控除分が大きいので、運用管理手数料が低い口座なら元本保証の商品を買っても税金控除分で十分おトクだよ、くらい言ってくれる金融機関の方が安心かも。
金販売手数料が大きく、リスクの高い商品を売ろうとしてくる金融機関よりは。
マネ活自体は悪いことではなく、むしろやっておくべきことです。でも「とにかく動かなきゃ」と焦るのは危険ですね。