生活費を稼ぐため「生活残業」
長時間労働を減らすため、残業を減らそうとする動きが出ると「生活費が足りなくなる」という声があがるのも事実です。
固定残業代(みなし残業代)制度を採用している会社もあるので、日本は残業はするのが当たり前という認識を持っている人も多いんでしょうね。
残業をしなくてもいいのに、「生活残業」をする人がいる会社は、そもそも最初のボタンから掛け違えているので、根が深いかなぁ。
それは「生産性が悪い会社」ってことになりますけど。
残業する人もいろいろ
本来、残業は会社側が従業員に求め、法律の範囲内で行うものです。労使間であらかじめ三六協定を結んでおく必要もあります。
が、それはあくまで建前になってて、現実とはかけ離れてしまっていますねぇ。
長時間残業をさせるブラック企業など、従業員に対して残業を求めて従わざるを得ない会社は存在します。
一方、厳密には求められてはいない、やらなくてもいい残業をしている人もいて、それは大きくわけて3パターンあると思います。
- 残業代稼ぎのためにしてる人
- 残業しないと評価されないからしてる人
- そういう空気で一緒にせざるを得ない人
厳密な「生活残業」は1のみ、少し広くとれば2も入るでしょうか。そういった人たちに引っ張られて残業してしまうのが3の人。
でも、「残業代を稼ぐ」といった表現がテレビのCMに出てくるくらい、日本の企業において「生活残業」は浸透しているのではないかと。
最近は働き方改革で変わりつつあるとは思いますけどね。
生活残業を減らせば生産性を高められる
残業代稼ぎのためにダラダラ働いている人や、それに付き合っているだけの人は、まさに生産性を低くしていることになります。
結局のところ会社側の管理の問題ですが、管理を強めて残業を減らしつつ生産性を高めたら、それは給与のアップで報いなければ、反発が強まるでしょう。
流石に、家に帰りたくないから残業しているような人にはつける薬はありませんけどね…