貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

月12万円の慎ましくも豊かなひとり暮らしで老後を乗り切れるか?

『60代一人暮らし 大切にしたいこと』

bunshun.jp

節約を極めている人なら、ひとり暮らしで月12万円なんて慎ましいなんてレベルじゃない!と言うかもしれませんね。

それが慎ましいのかどうかは人の感覚によってかなり分かれるので置いといて、本のもとになったブログはにほんブログ村の「一人暮らし」カテゴリで1位になるなど、かなりの人気になっています。

やはり老後を控えて、慎ましくも豊かな生活を送るにはどうしたらいいのかを参考にしたい人が多いのでしょうか。

旧ブログをにほんブログ村の「一人暮らし」カテゴリに登録していることもあって、ショコラさんのブログは私も何度か読ませてもらった記憶があります。

lee3900777.muragon.com

月12万円は慎ましい?

ここで、月の生活費12万円が慎ましいのか慎ましくないのか、の話に戻ります。

老後資金2000万円不足問題」は、単身者ではなく高齢夫婦2人の生活費(消費支出)の平均が毎月5.5万円の赤字という統計で、それが30年続くと仮定して導き出された数字です。

単身者の場合は毎月4万円の赤字で、老後1500万円不足するという試算になっています。その基となった統計値(平均)は、可処分所得10万1483円に対して消費支出14万2198円です。

高齢無職世帯の消費支出の平均が14万2198円だから慎ましいとも言えますが、中央値はもう少し下がるので中央値付近とも取れます。

中央値レベルで豊かな女性のひとり暮らし」じゃ記事のタイトルとしてはイマイチなので、文春が「慎ましい」と書くのは当然かな。まだ高齢者でもないし。

でも、そのレベルで「豊かなひとり暮らし」ができるのは良いことだと思いますし、注目が集まるのも必然かと。

月12万円は生活保護費レベル

2015年発売の『下流老人 一億総老後崩壊の衝撃』の帯に「年収400万でも将来、生活保護レベルの暮らしに!?」と書かれ、将来下流老人が溢れると騒がれました。

でも、月12万円はこの「生活保護レベル」なんですよね。東京都区部では13万円超えてるし、大阪でも12万円に近いです。(生活扶助費と住宅扶助費の合計)

ショコラさんの場合は分譲マンション住まいなので同等に扱えませんが、管理費や修繕積立費、固定資産税などで月3万円くらいを払っているようなので、決して贅沢な生活ではないようです。住みやすい自宅があることが豊かな生活に大きく貢献しているかもしれませんが。

潤沢にお金を使えなくても、自分なりに豊かさを感じるものを見つければ「豊かなひとり暮らし」になると私は思っているので、このような生活スタイルが注目されるのは良いことですね。

57歳で身体を壊して退職して、パートでセミリタイア生活に入った点でも少し共感する部分がありますし。

58歳から 日々を大切に小さく暮らす