貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「風邪は寝てれば治る」が政府の意向になる?

市販類似薬は保険対象外に?

www.sankei.com

政府は30日、全世代型社会保障改革の一環として、市販の医薬品と同じような効果があり代替が可能な薬(市販品類似薬)について、公的医療保険の対象から除外する方向で調整に入った。市販品は全額患者負担だが、病院で処方箋をもらって薬を購入する場合、自己負担は1~3割で、残りは税金や保険料から賄われる。政府は自己負担を引き上げることで医療費抑制につなげたい考えだ。

膨らむ社会保障費、特に医療費の抑制は喫緊の課題なので、俎上に載せて当然のことだとは思います。

市販薬を買うよりも医者に行って薬を処方して貰ったほうがいい、と考えて受診する人がいると、受診料と薬剤費の公的負担が膨らみます。

薬を求める患者と、過剰に薬を出す医師

でも、医師としては出した方が儲かるから、患者から求められたら出してしまうのもしょうがない。

gendai.ismedia.jp

薬を求める患者ばかりでもないし、過剰に薬を出す医師ばかりでもないですし、薬の飲みすぎはリスクもあります。

市販品類似薬の自己負担率を10割にするのがいいのかは別にして、なんらかのブレーキが必要だとは思います。

私は「風邪は寝てれば治る」ので困らない

保険除外する市販薬類似薬として挙げられているのが、風邪薬、花粉症治療薬、湿布薬、皮膚保湿剤、漢方薬だそうです。

風邪薬」がいわゆる「総合感冒薬」のことならば、風邪を治すものではないので、とっとと除外して欲しいですね。

私は「風邪は寝てれば治る」と考えている人間で、風邪をひいてもそもそも医師にかかったことがない人間なので。

寝て治す派の人が増えたほうが、ウイルスが拡がるリスクが減って、さらに医療費削減に繋がる可能性もありますし。

ヒルドイドは保険対象外にしてヨシ!

そして「皮膚保湿剤」は、以前から槍玉に上がっている「ヒルドイド」を指しているのは間違いないでしょう。

www.sankei.com

ヒルドイドは同様の成分(ヘパリン類似物質)が同量含まれた市販薬が販売されているので、美容目的で保険を使ってもらっては困ります。

2014年度と2015年度を比較すると、主に20~50歳代女性への処方増で医療費60億円増加したと見られるデータも…

answers.ten-navi.com

以上のことから、今回の市販類似薬を保険対象外にする動きは、基本的に賛成です。

ただ、安いドラッグストアが使える人と、そうでない地域の人との格差が出てしまわないように、ネット通販での医薬品の購入をよりしやすくしてもらいたいですね。

病気は社会が引き起こす インフルエンザ大流行のワケ