中途半端な生き方より孤独を愛する
本来、孤独とは上等なものです。SSSへの問い合わせを見ていると、老後の不安で一番難しいのは、お金よりも「孤独や寂しさにどう対処するか」だと痛感していますが、一方で、私を含めて「孤独な老後」を楽しんでいる人も一定数います。幸せな老後を送れるかどうかは、孤独から逃げるのではなく「自分の孤独を愛せるか」なのだと感じます。
ひとり女性の老後を応援するNPOを運営している方なので、孤独の良さを訴える記事にはなっています。
ただ、名前や素性を明かさないおかげで距離を保った付き合いが出来ているという話は納得。
下手に名前や素性を明かしてしまうと、嫉妬されたりマウント合戦になったりすることがありますから。
必要がない限りは、余計な情報がない素の人間同士で付き合っていた方がいいでしょうね。
60代になったら人間関係を整理
「60代になったら人間関係を整理して、人付き合いの距離を上手に保つことが大事」
とありますが、いきなり整理するのではなく、徐々に整理していくことがいいと思います。
それこそ50代から整理を始めてもいいと思いますし、逆に60代でも働いているなら整理しない方がいいでしょうし。
とはいえ人間関係には時間も労力もお金もかかります。整理していかないと体もお金も持たないですね。
孤独から逃げるのではなく「自分の孤独を愛する」
「老後の不安は、健康やお金よりも孤独だ」と言われても、未婚の人しかピンとこないかもしれません。
でも女性の場合は配偶者に先立たれて、子どもがいても別々に住んでいれば未婚者と同様の孤独に陥る可能性はあるんですけどね。
一口に「老後」と言っても、65~75歳くらいまでは元気だし、家族・親戚や友達と積極的に交流してれば孤独など感じないと思います。
でも、75歳以上になると、自分が元気でも友達が元気でなくなって交流できなくなったり、先立たれることもありえます。
自分から人間関係を整理しなくても、時間とともに人間関係が減っていって、孤独になることも覚悟しておくべきでしょう。
その時に、孤独から逃げるのではなく「自分の孤独を愛する」のがいいのでしょうね。