au Pay の還元キャンペーン、2週目も転売ヤーの餌食に?
au Payの10億円還元キャンペーン、1週目は2日で終了しましたが、2週目はなんと初日で終了してしまったようです。
話題になって良かったかもしれませんが、一部の転売ヤーだけが得をして、使って欲しい一般ユーザーに体験してもらえないのは良くないでしょうね。
PayPayのように、多くの人に体験してもらえるような還元の限度額を絞ったキャンペーンを後日やるかもしれません。
高還元率合戦で「スマホ決済疲れ」
これだけスマホ決済が乱立して、高還元率のキャンペーンを各社うっていると、どれをどう使うのがおトクなのか考えるので疲れてしまいますね。
店によって使えるスマホ決済がありますから、自分がよく行く店で使いこなすためには複数のスマホ決済を使いこなす必要があったりしますし。
さらに高還元率キャンペーンを最大限受けようなどと考えると、そりゃ疲れてしまいますよねぇ。
もちろん、「高還元率だから」と必要のないものまで買ってしまったら、それは節約でなくなってしまいます。
人間の脳はサボり癖がある
『ブラックマーケティング』(中野信子,鳥山正博)によると、人間の脳はサボり癖があるから、自分で考えて決めるより、流行に乗るという脳にとって楽な選択をしてしまうそうです。
自分で調べて、比較して、よーく考えて、というのは脳を使って疲れる行為ですから、楽な方へ流れるわけですね。
選択肢は多ければ多いほど良いように感じますが、多すぎると選べなくなってしまう、「選択のパラドックス」に陥ると言われています。
自分で考えて自分で選択することは良いことですが、重要でないことに脳を使ってしまうのはエネルギーがもったいない。
その考えで毎日「服を選ぶ」ことにエネルギーを割かず、同じ服を着るようなったのは、オバマ前大統領や故スティーブ・ジョブズ氏らです。
つまり、スマホ決済サービスの乱立は、ユーザを混乱させて選べなくしてしまう点で業界全体でマイナスです。
シンプルでわかりやすいサービスになるように、適度な数の会社で競い合ってもらいたいですね。