失業すれば社会から孤立する日本
日本で失業すれば、収入が途絶えるだけでなく、周囲から偏見を向けられ、親戚や友人とも顔を合わせづらくなり、どんどん孤立してしまう。日本では、失業は経済的にも社会的にも極めて大きな痛手となる。
失業者が増えること自体は、良くない傾向だというのは世界共通の認識だと思います。
ただ、その失業者が職業訓練を受け、人手を欲している業界へ転職すれば、社会としてはうまく回ります。
失業というのはその間の一時的な状態だと思えないのが日本、なんでしょうね。
「無職」という状態は世間から白い目で見られる存在で、転職する場合も空白期間を作ってはいけない、という認識でしょうし。
自分の仕事が「不要不急の仕事」と思いたくない気持ち
緊急事態宣言が出され、エンタメ施設が休止になったこともあり、人が多い場所に遊びに出かける人は減りました。
しかし、仕事のために満員電車で出勤する人は政府が期待するほど減ってないのが現状です。
日本で「不要不急の労働を禁じる」と言っても「（自分がやってるのは）必要な仕事だから」で働くのでしょうね。
生活のために収入を得なければというのもあるでしょうが、やはり「必要な仕事」だと思いたいものです。
業務の中で無駄だなーと思っても、廃止できない仕事はあるものです。
国や地方の「無駄な仕事（事業）」を削ろうとしても、やはり「必要な仕事だ」と反論されるもの。
今回の新型コロナによる自粛で、「廃止してもいい業務」や「不要不急の仕事」を切り分けて辞めるチャンスだと思います。
まぁ中々進まないと思います。なぜなら自分の仕事を失いたくない人から、激しい抵抗が待っているので。
「無職」が異質じゃない社会へ
今回のコロナショックで、一時的な無職（求職中の無職）の人は増えるでしょう。
でもあくまでそれは新型コロナが終息するまでの一時的なものなので、それを白い目で見るのはやめないと。
そしてこれを機会に、「無職」というだけで白い目で見るような社会が変わっていくといいですね。
もちろん一番最初にすべきことは、警察やマスコミが犯罪者の発表・報道をする時に、不要な職業を出すのを辞めることです。
その犯罪が職業に関わることなら別ですが、プライベートで行った犯罪なら職業は関係ないので。
それが感染症対策に繋がるのなら、ぜひやるべきでしょう。元々おかしなことなんだから。
