バフェット氏、米4大航空会社の株式全て売却
著名投資家ウォーレン・バフェット氏率いる米バークシャー・ハザウェイは2日、年次株主総会を開いた。バフェット氏は新型コロナウイルスの感染拡大によって「世界が変わる」として、保有していた米航空株を全て売却したと明かした。数々の危機を乗り越えてきた「投資の神様」は米国の明るい将来を信じつつも、コロナ後の世界を見据えて動き始めている。
米国株全体については強気な姿勢を見せてはいるものの、人々が今までのように飛行機に乗って移動する状況に戻るまでには時間がかかると見通しているようです。
いやむしろ、戻らないと思っているのかもしれません。
その分は、ネットサービスが盛況になると思いますが、その点でGAFAをはじめとする米国株は強いのであまり心配しなくてもいいのでしょう。
日の丸ジェットの夢は潰えるか
「日の丸ジェット」としてマスコミがもてはやしてきた三菱スペースジェット(旧MRJ)ですが、航空各社が経営危機になったことで、確定受注以外は全てキャンセルになるのではないかと。
確定受注している会社も経営危機に陥ったら、キャンセルを求めてきそうですし。
日本の航空会社に関しては経営支援する日本政府が間に入ってまとめにくるんじゃないかな。
現在は、新型コロナの影響でアメリカでの飛行試験ができず、予定はさらに遅れそうな状況になっています。
「日の丸~」という言葉はもはや呪われているとしか思えなくなってきます。
航空関係で働いていたものたちの今後は…
今後、航空関係の会社では、経営危機からリストラをするはず。航空会社はもちろん、空港で働いている人も減らされることになります。
海外からのLCC誘致でなんとか利用客を増やしていた地方空港も限界を迎えそうです。
需要を失って動かしきれない旅客機をどうするのかも気になります。
先進国で一定年数働いた航空機は、中古で途上国に売り渡されるのが行き先の一つ。
貨物の需要は減らないでしょうから、貨物用に改修して運用するのは増えるでしょうか。
便数が減ると「マイル修行」も難しくなりますね。
そもそも、航空会社が提供するマイルも、経営悪化にともなって改悪されるかもしれません。
航空関係は一体どうなってしまうのやら…