新型コロナで変わる生活満足度
2020年と2017年とを比較すると、全体の満足度に大きな変化はない。しかし、性年代別でみると特徴があり、男性40代は8.5ポイント、男性60代は7.5ポイント、女性30代は7.5ポイント、女性60代は12.5ポイントそれぞれ満足度が低下。特に家族がいる世代と、高年齢の人の満足度が減少傾向にある。他方、男性40代は満足度が高くなる結果に。
新型コロナで外出自粛となり、しばらくは旅行やイベントに行く予定も立てられない状況が続くと予想されます。
そのような状況では、生活満足度は下がるのが当然だと思います。
実際、60代は男女ともに顕著に表れていて、衣・食・住・レジャー余暇において2017年の調査と比べて大きく下がっています。
60代にはタイムリミットがある
定年退職・リタイアして年金生活をしている60代の男女は、新型コロナで収入が減って生活が変わったわけではないでしょう。
リタイアしてやっと得られた自由な時間を、旅行に行ったり外食したりと謳歌していた人にとっては、できなくなって満足度が下がるわけですね。
さらに「配偶者と家でずっと一緒にいるのがつらい」という人もいるでしょうし、ゲームやネットを活用した生活を楽しめる人が少ない世代かもしれませんね。
60代は自由に使えるお金(貯蓄)も時間も持っている世代です。
しかし、この先いくつまで元気に活動できるかわからない、タイムリミットが迫っている世代でもあります。
元気なうちにセカンドライフを楽しんでおきたいのに、楽しめなくなっているのが現状でしょうか。
30代男性だけが満足度アップ!?
一方で、なぜか30代男性だけは全てにおいて満足度が大きく増えています。
独身者が多いから、というのが理由の一つとして考えられますが、それなら20代男性がもう少し上がってもいいはず。
2017年調査の30代男性のデータがやたら低すぎるくらいなので、前回のデータが低く出てしまった影響ですかねぇ。
少なくとも、今のところ現役世代は生活満足度が大きく下がっているわけではないのでしょう。
ゲームやネットをうまく活用して、家にひきこもる生活を楽めているのでしょうか。
まとめ
人生、楽しめるうちに楽しんでおかないと、何が起きるかわからない。それをつくづく感じます。
私はセミリタイア生活を楽しんでおいた良かったということを確認できましたし、昨年の6月に旅行に行っておいて良かったです。
また、どんな環境でも生活に楽しみを見つけられるようなバイタリティを持っておきたいものですね。