「2021年7月以降」と答えた医師が3人に1人
アンケートでは、「新型コロナウイルス感染症の流行について、国内での終息はいつ頃になると思われますか」と聞いています。
一番多い回答は「2021年7月以降」で、33.5%でした。
つまり、医師の3人に1人は、来年の7月になっても、まだ流行が終わっていないと考えています。
新型コロナの終息が来年以降と見ている医師が半数以上、「2021年7月以降」と答えた医師が33.5%。
感染症に詳しい医師ばかりではないと思いますが、ワクチンが開発され、街の医院で誰でも接種できるようになるのは早くても来年春と見られていますから、当然の結果と言えますかね。
今年の夏まで終息すると見ている医師も、あくまで「第一波」という扱いですから、完全な終息はもっと先と見ているのかもしれません。
緩めると第二波がすぐにやってくる
第一波が終息したとみて制限を緩めて人と人の接触が増えると、またすぐに集団感染が起きる可能性があることは、韓国の事例でよくわかりました。
飲食店で家族がテーブルを囲む程度ならいいと思いますが、不特定多数が集まってワイワイとやるのはまずそう。
つまり人と人との間隔を取れるレストランなどはOK、横に座って接客するような夜のお店や、ナイトクラブなど多くの人が入り交じるお店などはダメでしょうね。
今よりは多少緩くはなっても、基本的に人との接触を減らすよう求められます。
しばらくはひきこもり生活がスタンダードになるということ。
東京五輪は幸運が重ならないと…
日本で2021年の夏までにワクチンが行き渡って終息したとしても、それで東京五輪が開けるわけではありません。
選手たちはそれまで練習も試合もロクにできてない状況でぶっつけ本番になってしまいます。
そして、海外で終息していないと人の移動ができません。
一部の国でワクチンが行き渡っている可能性はありますが、世界中から人を集めるイベントは難しいということ。
「かなり幸運が重ならない限り、ワクチンだけでは難しい」という山中伸弥教授の言葉通りです。
日本政府やJOCは表向き「2021年夏に向けて準備する」とだけ言い続けると思いますけどね。
裏でしっかりプランBを作ってくれていればいいです。