横行する「コロハラ村八分」
医療関係者や遠距離通勤者などを社内で「村八分」にするというハラスメントが相次いでいる。問題が続出していることから「コロナハラスメント(コロハラ)」とも呼ばれる。ジャーナリストの溝上憲文氏は「6月1日から罰則付きのパワハラ防止法が施行されます。コロナ感染不安を背景にした人権・人格を傷つける差別的行為も対象となります」という――。
「コロナハラスメント」を略すと「コロハラ」ですか。
ちょっとかわいいというか、ゲーム会社の「コロプラ」を思い出します。元々提供していたゲーム『コロニーな生活☆PLUS』の略称を会社名にしたのですが。
それにしても「病院で働いている」という理由だけで「感染している可能性が高い人」の扱いされるとか怖いですね…
経路不明の感染者(市中感染者)がかなりいる状況では、誰もが「感染している可能性がある人」のはずです。
ひきこもりが事件を起こすと、「ひきこもり=犯罪者予備軍」みたいな扱いをするし、今に始まったことではないのかもしれませんが。
『八つ墓村』のモデルになった「津山事件」
新型コロナによる村八分と聞いて思い出したのが、昭和13年に起きた「津山事件」です。
結核を患って地域の中で孤立した男性が凶行に及ぶという事件で、横溝正史の『八つ墓村』のモデルとして知られています。
村八分とかいじめとかは、恨みをかって復讐されるかもしれないと思っておいた方がいいわけですよねぇ…
「県境を越える移動」にこだわりすぎないで欲しい
39県で緊急事態宣言が解除されましたが、政府は「県境を越える移動」について、少なくとも今月一杯の自粛を求めています。
感染状況や対策は都道府県単位で行われているのでしょうがないかもしれませんが、県境近くに住んでいる人にとっては、買い物のために県境を越えるのは当たり前のこと。
仕事で毎日県境を越えている人がたくさんいるわけですし、こだわりすぎるのはねぇ‥
結果として「他府県ナンバー」というだけで変な目で見る人が出てくるので。
県境越えなければいいかというと、北海道くらい広いとこではいいのかどうか。
今回は「可能な限り控えてほしい」という表現なので禁止ではないのですが、禁止だと受け止めて攻撃する人が出そうで怖いです。
そもそも「自粛」だって他人に強制するものではないですからね。