貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

日本では本当のことを言うのがタブーな場合もある

「それ意味ありますか」と問うのはタブー?

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日本企業では「なぜその仕事をするのか」を問うよりも、「その仕事をどうやるか」というハウツーが重視されがちだ。企業コンサルタントの柴田昌治氏は「予定調和の価値観は高度経済成長期の日本を支えてきた。しかし、こうした文化が残る企業はこれからの時代に生き残れない」と指摘する――。

日本の企業の中で、手段が目的化したもっともなものは無駄に多くて長い会議でしょうか。

もちろん企業の中で「この会議意味あります?」なんて言うのはタブーです。

大体の場合、上の人の自己満足のための会議になっていたりするものですし。

日本でハウツーは重視されているのだろうか?

日本の企業の中で、「その仕事をどうやるか」というハウツーが重視されているかと言うと、それもまた疑問が残ります。

例えば、新型コロナでテレワークへと切り替わった企業の中には、とにかくハンコが必要な書類がたくさんある弊害が露見しました。

ハンコは電子化すればいい、というハウツーはもう確立しているのに、切り替わってなかったわけです。

PCR検査の結果はFAXで保健所に送信して、保健所では手作業で集計していた、なんて笑い話のような事実もまた同様です。

簡単にできるハウツーがあっても、これまでのやり方を重視、いや固執してしまうのが日本の組織ではないかと。

これまで続けてきたことを捨てるのが苦手、引き算が苦手、があると思うんですよね。

他にも「そもそもそれ必要あるの?」というものが浮き彫りになって、これまで思考停止して続けてきたものを捨てるチャンスです。

逆に言うと、長きに渡って放置されてきたんですよね。

それ意味あるの?」「それ必要ないんじゃないの?」と指摘することがタブー視されてきたと。

それを廃止したら仕事を失う人は必死に「これは必要なんだ!」と反論しますしね。

違う角度から物事を考えることの重要性

組織の中で、組織に流されずに違う角度から指摘する人材は必要です。

そういう人は疎まれがちだし、全部を聞き入れる必要もありませんが、違う角度から物事を見て、考えて、指摘することはとても重要。

そういう役割を担うのは、外部取締役だったり、中途入社の社員など、外部の組織を知っていてその組織に染まりきってない人です。

でも新卒一括採用だけで十分成り立っている組織では外部から来た人間の声を聞くこともないわけで。

新卒一括採用って意味ありますか?」との声は前々からありますが、中々変わらない時点で日本企業の硬直性がよくわかります。

新型コロナの影響で学校が9月入学になれば変革が起きるかもしれませんね。

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