キャッシュレス還元事業は6月末で終了
消費増税にあわせて導入された、政府主導のキャッシュレス還元事業が、残り1か月を切った。
新型コロナウイルスの影響で、現金から電子マネーやコード決済へ移行する人も増えつつある。キャッシュレス決済に追い風が吹くなか、この勢いを来月以降も保てるのだろうか。
2019年10月から行われてきたキャッシュレス・ポイント還元事業が予定通り6月末で終了になります。
還元額は予定を上回ったため、補正予算で積み増しが行われています。
一方で、丸亀製麺がQRコード決済の取り扱い終了を告知するなど、撤退の動きもあります。
手数料も安くないし、店員もユーザも慣れてないと現金より会計でもたつくことがあります。
最初から高性能レジを使っているコンビニはソフトウェアのアップデートで対応して割とスムーズな印象がですが、レジに外付けの読み取り機器を後から付けたレジは、QRコードでもクレカでも手間と時間がかる印象です。
お店側としては悩ましいところでしょうね。
還元額ではクレジットカードが64%
ちなみに、経済産業省が発表した2019年10月1日から2020年3月2日までの、約5ヶ月分の中間報告によると、還元額ではクレジットカードが64%を占めていました。
電子マネーやQRコードは街中でちょっとした買い物に使い、高額決済するのはクレジットカードになるので金額では当然かな。決済数ではどれくらいになったのかが気になります。
一方、還元額の総額は2690億円になっていますから、1ヶ月あたり約538億円。9ヶ月では4842億円になると見込まれます。
新型コロナの影響でネット通販が増えているので、5000億円に到達するかもしれませんね。
国民一人当たりで言うと4000円で、これ以上の還元をゲットしておきたいところです。
ここまでの還元額を計算してみた
クレジットカードならポイントで還元される場合が多いと思いますが、Amazonに出店している中小事業者などでは最初から還元分が引かれていることもあり、自分が受けた還元額はわかりにくいです。
私が街のお店で主に使っている楽天カードは、はっきりと還元額を表示してくれるようになっているので、この集計をしてみました。
10月から12月は合計でわずか150円だったのが、1月から3月で3000円以上還元されてました。
3月の車検をしたのが5%還元を受けられる工場だったのが大きかったようです(税金や自賠責保険は現金払いですが、それ以外の部分はクレカ払いをしたためです。
また、2%還元を受けられてかつ価格が安いガソリンスタンドを見つけたのも大きな要因だったかも。
このまま楽天カードだけで4000円以上の還元になりそうだし、他の決済での還元も合わせるとさらに増えます。
国民一人当たり以上はゲットできたみたいなので良しとしましょう。
秋からはマイナポイントでしっかり5000円分ゲットしないと!