「ニューノーマル」で激変するビジネスモデル
総務省の家計消費状況調査に、「インターネットを利用した支出額」(2人以上世帯)の数字がある。2020年4月においては、1万4622円だ。
ところが、2019年には1万4000円を超える月が続いており、10月には1万7000円程度となっていたので、コロナで格別増えたわけではない。
新型コロナによる外出自粛の影響で、日本でもネット通販が一気に伸びたのかと思いましたが、購入金額の方はそれほど伸びてないようですね。
データ上はユーザ数が伸びているのですが、購入するものが減った・高価格のものを買わなかったということでしょうか。
新型コロナの影響で衣類や化粧品の販売は落ち込みました。それがネット通販での購入金額の減少に繋がったのかもしれません。
ただ、新型コロナ以前からネット通販へのシフト・実店舗のショールーム化は進んでいましたし、世界ほどではないにしろ日本でも加速しそうです。
GAFAよりもFAANG
GAFA+M(Google,Apple,Facebook,Amazon+Microsoft)の株式時価総額が東証一部全体を上回ったのは、今後もアメリカのIT企業が強いのだろうな、と思います。
ただ、日本ではよく使われる「GAFA」は、アメリカでは使われていないそうです。世界的にはNetflixを加えた「FAANG」の方がメジャーだそうで。
日本のメディアはNetflixを入れたくないから「FAANG」を使わず「GAFA」にしてるのかはわかりませんが、新型コロナでユーザーを大きく増やした企業の一つなのは事実です。
映画の公開延期や、テーマパークが休園になったディズニーの株式時価総額を上回ったそうですし。
「リアル」との決別は進む
「リアルとの決別」はこれまでも進んでいたし、今後も加速していくでしょう。ひきこもり生活を送りやすくなるので私にとってはありがたいこと。
日本は素材や部品で強みを持つ企業もありますが、やはりソフトウェアで強みのある企業がアメリカと比べると少ないのは気がかりです。アメリカに人材が集まりすぎかな。
外出自粛で争奪戦が起きたSwicthの任天堂などゲーム企業があるのがまだ救いですかね。
本来は潰れるべきなのに生き残っていたゾンビ企業がうまく潰れれば、良い方向にいく可能性もありますが…