お金との付き合いも「3密」回避
コロナ後のお金との付き合い方で大切なことは何か。それを考えたときに「投資も3密」の回避が有効なアドバイスになると気づきました。これからの時代は“3密”を徹底した投資にする――。とても重要な投資スタンスです。
「お金」や「投資」との付き合い方というよりも、「金融商品を勧めてくる業者」との付き合い方の方ですね。
近い距離で粘り強く営業をかけて売る、というやり方がまだまだ強く残る世界ですし、それに弱い人もまた多いんですよね。
高齢者には「親身になってくれたから買ってあげる」というパターンもよくあります。
要らないモノを買ったら置き場所に困ったりしますが、金融商品なら邪魔になるわけじゃないし、銀行が勧めてくると「損はしないだろう」と思ってしまうのだろうし。
契約を結ばないと帰れない状況になるのはほんと避けないといけません。
新型コロナの影響で、「近い距離で粘り強い営業」をしにくくなってるのは良いことだと思いますけどね。
セミナーは雰囲気にやられる
セミナーは「密集」の場ではありますが、それだけでなく「買ってしまう雰囲気」に呑まれた人が出るわけですよね。
その極端な例が催眠商法ですが、みんなが買ってると安心感があったり、自分も買わないといけないと思ってしまったり。
人がたくさんいて、熱気があると余計にそう思ってしまうもので、冷静な判断ができなくなるもの。
そういう場にが近づかないのが一番ですし、これも新型コロナの影響でセミナーを開けなくなっているのはいいことですね。
「持ち帰って検討します」は便利な言葉
日本では決定をするのに社内調整が必要なため即決ができず「持ち帰って検討します」と言うのがよくある光景ですが、スピード重視の海外のベンチャーからは面倒な相手と思われがちです。
逆に言うと、その場で購入を決めさせたい相手にとっては、嫌な言葉です。
「家に帰って相談します」でその場を乗り切り、「自己隔離」してゆっくり考えるというのはよいことですね。誰かに相談してみるのもいいでしょう。
関西弁の「考えとくわ」的なニュアンスでいいと思います。関西弁の「考えとくわ」は検討するようで、実は全くその気はないという、やんわりと断る言葉ですから。