みずほ銀行が通帳発行1000円へ
日経によると、紙の通帳を有料にするのは大手行でみずほが初めてで、普通口座や定期口座を1月18日以降に開く人などが対象。紙の通帳を繰り越す時も1000円を徴収するが、70歳以上の人からは取らず、既存の口座にも適用しない。
銀行通帳には1口座あたり毎年200円の印紙税がかかるので、こちらが重荷になっていると言われています。
通帳冊子には結構いい紙を使っていますが、それでも1000円はしないでしょう。
「とりあえず口座作っておこう」で作られてほとんど動かない口座でも、毎年200円の費用を銀行が負担しないといけないのですから、ずーっとなんとかしたいと思っていたはず。
これから長い時間をかけて、紙の通帳をなくしていくつもりなのかな。他行も同じ動きをしそうですね。
口座維持手数料徴収までありうる
海外では銀行の「口座維持手数料」がかかるのは当たり前で、残高が一定以上などの条件で無料になったりします。
結果としてアメリカでは銀行口座を持っていない世帯が一定数いるんですよね。
日本でもそうなる可能性がないわけでもなく、検討をするとのニュースは過去に出ていました。
このまま低金利が続いて銀行の収益が圧迫されると、「口座維持手数料」という形で利益を上げに走る可能性はありますねぇ。
高齢者に投資信託を押し付ける手口ももう終わりになりそうですし。
銀行は入出金履歴をずっと見れるようにしてくれ
紙の通帳が有料化によって消えていくのは時代の流れとして覚悟しないといけないと思います。
でもネットバンク中心で考えるのなら、過去の入出金が2年間しか見れないという制限なんてなくして、ずっと見れるようにしてほしいと、私は前から訴えています。
2年以上の古いものは、年単位でpdf化したものを閲覧できるようにしておくのでもいいでしょう。
そんなのは自分でやっておけ、と言われるかもしれませんが、例えば新生銀行なら入出金明細はCSVでしかダウンロードできません。
三井住友銀行の場合は、「印刷用ページ」をPDFでダウンロードできますが、入出金明細が複数ページにわたる場合は、それぞれを1ページずつダウンロードしないといけません。
三菱UFJ銀行はEco通帳(インターネット通帳)への切替えをすれば、最長10年の入出金明細が発行できるので、これが最低ラインだと思います。
(報道によると、みずほ銀行もその対応になるようです)