やらせレビューで売上減
社長が「異変」に気づいたのは2018年1月初旬。普段は月に1件あるかないかの低評価レビューが、1週間でサプリメントなど2商品に9件ほど続いた。5段階評価で最低の「星一つ」も複数あった。商品の売り上げは2割余り減り、死活問題に。だが、なぜ低評価が続いたのか腑(ふ)に落ちなかった。
アマゾンのやらせレビューなんてザラにあると思っていました。主に星5レビューを書かせる方ですね。
例えばアマゾンで販売している業者が「商品無料試用」を募集しているものの実態は、「先ずはアマゾンで普通に買ってください。星5レビューを書いてくれたらアマゾンギフトで返金します」だったり。
アマゾン側も対応はしていますが、星1レビューがたくさんついたら売上が2割も落ちるほど影響あるものだとは…
「評価つけてください」と切実なお願いが…
先日、1500円ほどのとある商品を買ったら、後日1枚のマスクと共に手紙が送られてきました。
その手紙には色々書かれていましたが、一番訴えたいポイントは「レビュー書かなくてもいいから評価をつけてください」だったように感じました。
国内外の業者からほぼ同じに見える物がアマゾンに出品されている商品なので、評価数が欲しかったのですね。
もちろん星5が欲しいでしょうけど、露骨に言うのはアレだし。評価を増やすだけでも「評価数が多い=売れている」となりますしね。
私にとっては1500円ほどの商品でそこまでするのか、ということに驚きでした。
しばらくイタチごっこは続く
商品にもよると思いますが、アマゾンレビューがこれほど大きな影響があるのなら、やらせレビューはなくならないでしょうね。
私はアマゾンで中国製のアヤシイITガジェットを買う時には、ハズレ覚悟なので星1がついていてもあまり気にしません。
でも、レビューがあまりについてないと売れてないのかな、とちょっと心配になります。星に関わらず、使えてる人が全くいないと心配なわけです。
アマゾンは売れている数を概数でいいから出してくれないかなーと思いますね。
新しく販売する商品はどうしても不利になるので、「無料試用者によるレビュー」みたいなのを別枠で作ってもいいんじゃないかな。
メーカーから無料で提供された商品の試用レポート(宣伝)は大手メディアでもありますし、その旨を明らかにするなら誰も困りませんから。