「通帳の数字を増やすゲーム」には意味がない
お金があれば将来は安泰なのか。作家で経営コンサルタントの矢内東紀氏は「お金を持っていようと持っていまいと、精神的に満たされている人は豊かだ。だからこそ、無意味な『通帳の数字を増やすゲーム』は今すぐやめるべきだ」という――。
「通帳の数字を増やすゲーム」は増えているときは本当に楽しいものですし、それがゲーム感覚で出来ている人はお金が貯まりやすいと思います。
でも、お金を増やすことを目的化しすぎると、お金が減ることがストレスになり、耐えられなくなるでしょう。
一定額の貯金があることが安心に繋がるのは間違いありませんが、お金が増えている状態が安心で、減っている状態が不安になってしまうと、どんどんお金を使えなくなります。
私も目的化していた時期がある
私もかつて貯金が減り続けて底が見えてきた経験があり、その後は一時的に貯金を増やすことが目的化していた時期がありました。
今になって振り返ってみればそうだったのかな、というレベルで、その頃は自分では認識してなかったと思います。
その状態が続いていれば、貯金を取り崩しながら生活するタイプのセミリタイアという選択はしなかったでしょう。
もっと貯金（資産）を増やして、配当金で生活できる状態で資産が減らないレベルになってやっとセミリタイアするんだと思います。
私の場合は、セミリタイアする前に老後を迎えることを意味しますけどね。
「通帳の数字を増やすゲーム」で幸せでもいい
でも、「通帳の数字を増やすゲーム」でどんどん増えて、その人が幸せと感じるならそれでもいいんじゃないかと。
そういう人は通帳の数字（資産額）が他人と自分を比較する唯一のものさしになると思いますが、そういう人同士で比較したりマウントの取り合いをしてくれるなら。
にほんブログ村の「株ブログ・米国株」あたりでは、たまにそれが起きていますが、低みの見物してる分には楽しいものです。
「通帳の数字を増やすゲーム」をしていない人間に対してマウントして来られても困りますけどね。
幸せの基準は人それぞれなので、その基準が似通ったもの同士でないと話が噛み合わないものですわな。
