アメリカ大統領選は法廷闘争へ
開票が進む米大統領選で、共和党のトランプ大統領の陣営は4日、接戦州で集計中止などを求める訴訟を相次いで起こした。選挙人獲得数で民主党のバイデン前副大統領に後れを取るトランプ氏は、大幅に増えた郵便投票について「不正の温床」だと主張し、敗北しても結果の受け入れを拒否する構え。各州で選ばれた選挙人が大統領候補に投票する来月14日を目安に、法廷闘争を交えた論争が続きそうだ。
「集計をやめろ」と訴えるのはどうかと思いますが、バイデン候補が残りの接戦州で勝つとしても僅差になるので、トランプ大統領サイドが再集計を求めて、決着までに時間がかかるのは間違いなさそうです。
さらに法廷闘争が長引けば、議会の投票で大統領・副大統領の選出になるわけですが、トランプ大統領はそれを狙っているのでしょうかね。
「往生際が悪い」と感じてしまいますが、「破産」や「訴追」までかかっているのならわからないでもありません。
大統領選敗北後に待っているのは?
落選後にトランプ大統領に待っているのは、「破産」「訴追」だという話は前々から語られていました。
「訴追」の方は今はまだ疑惑の域を超えないとしても、「破産」の方は新型コロナの影響でかなり厳しい状況になっているのでしょう。
トランプ大統領が保有しているカジノやリゾートなどは特に打撃を受けているわけですから。
破産はしないまでも、かなりの不動産を手放すことになるのかも。
退任した大統領は悠々自適の生活が待っているが…
アメリカ大統領の退任後は、連邦政府の定年退職者として年金が支給されて悠々自適の老後を送ることができます。
2期8年に渡り大統領を務めたオバマ前大統領は、20万ドルを超える年金が支給されているそうです。
それ以上の収入になるのが、回顧録の出版と講演会。コロナ禍で講演会は減っていると思いますけどね。
仮にトランプ大統領が敗北し、事業で破産したとしても、4年間務めた大統領としての年金で悠々自適の生活が送れるはず…
と思いましたが、不動産王だったトランプ大統領が今までと同じ生活を続けるには、20万ドルぽっちじゃ到底足りないでしょうね。
果たしてどのような決着になるのやら…