「田舎は仕事がない」はウソ
小山氏は「『田舎は仕事がない』というのはウソ。小さな仕事がものすごくたくさんあって、たぶんお金には困らないし、そもそも年に200万~300万円あれば生きていける」と指摘。その上で「現在、一緒に活動する協力隊員は8人だが、コロナをきっかけに『東京に住みたくない』と移住希望者が増えており、来年度は15人か20人になりそうだ」と話した。
「田舎は仕事がない」が嘘か本当かと言えば嘘になるでしょうね、
「田舎は仕事が少ない」か、「田舎は高収入の仕事がほとんどない」と言う方が現実でしょう。
特にデスクワークの仕事は少なく、事務系の仕事ではお役所か農協が一番安定していて比較的給料が高いというのが実情だったり。
どこでだって200万~300万円あれば生きていける
「200万~300万円あれば生きていける」という意味では、一人暮らしに限って言えば都会でも生きていけると思います。
都心の一等地には住めませんし、それなりの生活力が必要にはなりますが。
田舎は家賃は比較的安いのは間違いありませんが、一戸建てだと狭くて古い家しかなかったり、アパートだと古かったりして、選択肢が少ない点は覚悟しなければなりません。
また、車がないと生活が成り立たないと思っておいた方がいいので、トータルで見ると家賃で開いた差は縮まります。
低年収の都会暮らしで汲々としているのなら、いっそ田舎生活を選択肢にしてもいいと思いますけどね。
200万~300万円で子育ては厳しい
独身者が生きていくだけなら、200万~300万円でもいいでしょう。その場所で自分なりの楽しみを見つければ、楽しく生きていけます。
ただ、結婚・子育てをするとなると厳しいのではないかと。国(農水省)はわざわざ少子化を勧めているのでしょうか?
夫婦2人で世帯年収600万円くらいが安定して見込めればいいですけどねぇ。「田舎は仕事がない」の前には、「結婚して子育てできるほどの」とついているようなものですから。
逆に言うと、子育てを考えない人が、セミリタイア的な余生の過ごし方として考えるならありでしょうね。
田舎の人間関係が煩わしいと感じない人であれば、ですけれど。