貯金2000万からのセミリタイア継続中

40代・貯金2000万円で無謀なセミリタイア生活を始めて5年以上継続中。気がつけば50代に…

「フリーター社会」の江戸時代の庶民は、現代より気楽に生きていけた?

江戸時代は「フリーター社会」

gendai.ismedia.jp

「フリーターの多い社会」と言うよりは、「日雇い職人・労働者が多い社会」と言った方がいいでしょうね。

建築・土木業界では、まだ日雇い労働や日給月給制が残っていますが、それが当たり前の社会だったと。

江戸時代は「損料屋」と呼ばれるレンタル業者からモノや服を1日いくらで借りるのも当たり前。

人材派遣業もあり、必要に応じて人を借りる仕組みも出来上がっていました。

大名行列はそういうところから人を借りて、必要な頭数を揃えるケースもあったそうです。

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毎日働かなくても生きていけるなら気楽かも

日雇いの仕事でも、毎日働かなくても食うには困らない程度の収入があったならば、現代よりも気楽に生きていけたかもしれません。

高度経済成長期で人手不足だった土木・建築業界はそれに近かったかもしれません。

しかし人手不足がずっと続く保証はなく、仕事をしたくてもできない状況になれば失業保険(あぶれ手当)が必要になります。

江戸時代も、腕の立つ職人なら食いっぱぐれなく気楽に生きていけそうですが、誰もが気楽に暮らせたかというと、どうなんでしょうかね。

まぁ贅沢しなければ生きていけたくらいかな?

明治維新で庶民の生活が苦しくなった?

この記事で一番おもしろかったのは、明治維新によって庶民が「税金のせいで生活が苦しくなりました」と答えたというところ。

制度が変わっても、賃金の上昇圧力はすぐには働かないもの。

今の日本も、消費増税や社会保険料率のアップで生活が苦しくなっています。昔から構造は変わってないですねぇ…

江戸時代の庶民が現代より気楽だったかはわかりませんが、日雇いが当たり前だったので、正規・非正規の格差で苦しむことはなかったでしょう。

でも、江戸時代の人口のうち8割が農民だったことを忘れてはいけません。農民は土地に縛られるので、自由に生きてはいけなかったはず。

IT業界を中心にフリーランスを長く続けている私にとっては、今の方が気楽に生きていける社会かも。

江戸暮らしの内側-快適で平和に生きる知恵