三菱自動車の早期退職募集は100人以上を上回る
三菱自動車が計画していた550人の希望退職者募集に対し、100人以上上回る654人が応募があったそうです。
新型コロナによって企業内の構造改革(本来の意味のリストラ)に迫られ、各社希望退職者を募集したり、組織構造・人員配置を大きく変えたり、さらには一時的に他社に一時出向させたりと様々な動きがあります。
その中で、自動車会社を早期退職して次に就職する会社のアテがあるのか、心配になってしまいます。
60歳以上の再雇用者も対象なので、そのままリタイアする人が結構いるのかもしれませんが。
早期退職が仇となった52歳男性
ちょうど、東洋経済に早期退職を選択してうまくいく人と、そうでない人の違いについての記事がありました。
「早期退職が仇となった52歳男性」の事例は、大手電機メーカーの看板があってこそ出ていた結果が、その看板がなくなったら出せなくなったというもの。
どこまでが自分の実力・自力なのか、会社の看板や肩書のおかげなのか、実際に外に出てみないとわからないものですよねぇ。
早期退職の10のチェックポイント
記事では最後に「早期退職の10のチェックポイント」があります。
しかし1番目の「現在の勤務先に将来性があるか?」という質問は、そもそも愚問でしょう。将来性のある企業は希望退職者募集しないし、してもみんな残りたがるので。
「自分のスキル・経験は転職先で通用するか、転職市場で重宝されるか?」は、先程の事例のように、新卒で大企業に入社してそこでずっと働いてきた人は、自分ではわかりにくいもの。
自分が持っていると思っていたスキルが、その会社でしか通用しないスキルかもしれないわけで。
とは言え、希望退職者募集している企業に残っても大変だし、早期退職して転職しても大変なのは間違いありません。
希望退職者募集が出る前に、もしも募集が出てら自分ならどうするか?をあらかじめ想定しておいた方がいい時代かもしれませんね。