その人は誰からどうやってお金をもらっているのか?
どうすれば収入は増えるのか。東大在学中に起業し、現在年商10億円の企業を経営する事業家bot氏は「お金儲けで重要なのは、儲かっている人を真似することではなく、『その人が誰からどうやってお金をもらっているのか』という視点を持つことだ」という——。
ネットには山程の 「儲け話」が溢れていますが、「私が儲けたやり方をお教えします」が多いですね。
過去にそれで稼げた実績がある場合もあると思いますが、本当に継続しているならわざわざライバルを増やさない方がいいはず。
それなのに「儲ける手段」を教えてあげようと言う人を、記事にあるように「その人は誰からどうやってお金をもらっているのか?」に照らし合わせると、見えてくるものがあります。
「儲ける手段」を教えることで儲けている、に過ぎないわけですが。
金鉱を掘るよりも、金鉱を掘るための道具を売る方が儲かった昔話のようなものです。
騙されないために必要な「金儲けリテラシー」
このような儲け話の甘い誘い文句に騙されないように、どうやって儲けているのか、金儲けの仕組みを理解しておくことは重要です。
自分が金儲けしないとしても、「無料ビジネス」や「ポイント還元」がどういう仕組みで成り立っているかを理解していないと、怪しくて近づけません。
中には無料を入り口にしているだけのビジネスもあるわけで。
広告で成り立っているとか、集めたデータを活用して儲けているとか、そういう仕組みがあると理解していればいいのですが。
本当に儲かる話は他人に教えない
そもそも、本当の儲け話なら、他人に教えずに独り占めした方がいいです。
高い収益が出る不動産なら、個人に売らなくても会社が保有していた方がいいわけですし。
新型コロナ感染拡大で需要が増えたフードデリバリーでは、当初は稼いでいた配達員がいました。
しかし失業や副業で配達員を始める人が一気に増えると、収入が落ち込む事態になっています。
「儲ける手段」を広く他人に教えることで、参加者が増えて限られた市場を取り合ったらどうなるのか?を理解するリテラシーも必要です。
儲け話というものは、基本的に簡単には他人に教えないものなんですよね。