パソナの「ギャップイヤープログラム」は帝愛地下王国か?
人材サービス大手「パソナグループ」は12月16日、コロナ禍の影響で困難な就職環境に直面している大学生などを対象に、来年春から「キャリア形成プログラム」を提供すると発表した。まるで、漫画『賭博破戒録カイジ 』に登場する「地下王国」(帝国)のようだと話題になっている。
パソナの「ギャップイヤープログラム」は、契約社員で初任給が大卒で月16万6千円に対し、所得税や社会保険料に寮費・食費、さらに研修費(任意)を引くとほとんど残らないという実態です。(2年目からはさらに住民税もかかる)
「社員寮」と聞くと、福利厚生の一貫であって利益を出すことを考えず、一般の住居費や出される食事の食費は安く提供するイメージがありますが、食費がなんと月5万4千円。
一体どんな食事が出てくるのか、潜入ルポを書けば確実にバズるのではないかと。
「社員寮は体のいい監獄」
昭和の時代は「社員寮は体のいい監獄」などと言われたもので、2人部屋とか4人部屋とか当たり前の世界でした。
バブル期に大きく改善されましたが、その後の就職氷河期を経て工場への派遣が増えると、寮と言いつつ借り上げアパートを特に安くもない(むしろ高い?)家賃で住まわせるところもありました。
地方の工場で働くには社員寮に住むしかないわけで、寮によって給与の一部を回収しているようにも見えました。
世の中には、有料で刑務所より酷い飯を出す社員寮がある現実も…
#フォロワーが体験した事が無さそうな体験
— 🦌マルちゃん🦌 (@CP9AEVO6TME) 2019年12月5日
社員寮にて、刑務所より酷い飯(有料)を4ヶ月間食う pic.twitter.com/l8uI2UrEm5
パソナの場合も、淡路島の寮の周りに食事をできる場所が近くになくて寮でご飯を食べるしか選択肢がないのであれば、足元を見ているとしか思えないですねぇ。
助成金・補助金でやっているなら「マイルド貧困ビジネス」か?
ネットでは「カイジに出てきた帝愛地下王国」だとか「貧困ビジネス」だとか言われています。
もしもこれに国や兵庫県の助成金・補助金が入るならば、パソナにとっては利益を得られる事業になります。
ホームレスを連れてきて本当に狭いタコ部屋に押し込んで生活保護を申請させるのよりもずっとマイルドなので、言うならば「マイルド貧困ビジネス」かな?
潜入できるのは高校・大学・大学院を来春卒業する人だけなので、流石に人生かけて潜入ルポを書く人はないと思いますが、SNSで発信する人はるかな?禁止されそうですけど。
それよりも社員寮の近くにコンビニか弁当屋を開業した方が儲かるかも!?