コロナ禍は「良かったこともあった」
27日に放送される読売テレビ・日本テレビ系旅番組『遠くへ行きたい 50周年スペシャル! ニッポンのごちそう』(6:30~7:30)に、旅する人として出演する料理研究家の土井善晴氏。新型コロナウイルスに襲われた2020年だったが、「良かったこともあったんだと思うんですよ」と、苦難の中でも新たな気づきがあったと前向きに捉えている。
『「店員から声をかけられない」は新型コロナの不幸中の幸い』と書いたばかりですが、新型コロナで良かったこともあったのは間違いないと思います。
もちろん、悪影響の方はまだまだ計り知れないし、命を落としてしまったら取り返しがつかないですけど。
普段の生活で当たり前のように出来ていたことも、失って初めてその存在の大きさに気付くのが人間ですねぇ…
料理へのハードル上げすぎ
同じ生活・同じやり方をずっとやっていると、それが当たり前になって、変化に対して保守的になりがち。
さらに料理となると、全くしない人は調理道具や調味料などの購入から始めなければならないし、「レシピ通りに正しく作らねば」と考えるとさらにハードルが上がります。
自分で作って自分で食べるだけなら、とことん楽をしたやり方でもいいんですけどねー。
一度苦労して細かいとこまで丁寧やってみて、その後に楽してやってみて、あまり変わらないなーと気付くからかもしれません。
IT化(DX)もハードル上げすぎ?
日本の場合は、IT化(DX)や在宅勤務の導入もハードルを上げすぎていたかもしれませんね。
コロナ禍でやらざるを得なくなったら導入が進むわけで、どうしてもできない理由があるわけではなかった。
やってみればメリットもデメリットも見えて、様々な気付きもあります。
世界的に見て遅れていたIT化(DX)、ペーパーレス化、脱ハンコが進んだ・進もうとしていることは「良かったこと」だと思います。
むしろ、「良かったこと」にしないと、ただマイナスで終わってしまいますしね。