50万円かけて故人のスマホロック解除
ネット銀行やネット証券はもちろんのこと、生命保険の契約情報もスマホやパソコンを見ないとわからない時代です。
それらの情報は死後に簡単に閲覧できるようにしておかないと、遺族が遺産相続の手続きで困ります。
それがわからない時、パスワードを解析するのにスマホで30~50万円かかるとなるとねぇ…期間も長くかかるし。
パスワードを紙に残すのは危険
万が一に備えて、情報を閲覧できるようにしておかなければ困りますが、だからといって、PCやスマホのパスワードを紙に書いて残すのは、セキュリティの観点からは危険です。
「お勧めは、スマホとパソコンのパスワードをメモ用紙などに書き、財布や預金通帳に挟むなど、万が一の場合に必ず遺族が確認する場所に保管することです。冷蔵庫に貼っておくのもいい。」
と元の記事で勧めているのはかなり危険ではないかと。
メモ用紙を預金通帳に挟んで、それを家族以外にはわかりにくい場所に隠しておくくらいならまだしも、「冷蔵庫に貼っておく」は危険すぎです。
財布に入れておくのも危険ですし、基本的にパスワードを紙に書く行為はおすすめできません。
PCやスマホの中身を見られるが怖い
そもそも、PCやスマホの中身を見られたくない人の方が多いのではないでしょうか。
逆に、ネット銀行やネット証券の口座番号だけであったり、生命保険の証券番号の情報ならば、他の人に見られても困りません。
セキュリティ的に言えば、口座番号や証券番号を冷蔵庫に貼っておく方がいいわけです。まぁエンディングノートにでも書いておけって話ですけどね。
スマホで撮影した写真などで、家族に遺しておきたいものがあるなら、USBメモリなど誰でも見られる記憶装置にバックアップしておくのがオススメです。
ネット銀行やネット証券の口座番号、電話帳などの情報もバックアップを取っておくのもいいですね。万が一PCやスマホが壊れた時にも安心ですし。
PCやスマホの中に見られたくないものがある人ほど、見せるべき情報を閲覧できる状態にしておくことが大切です。