「転売ヤー」の増殖は止められない
人気商品を大量に仕入れ、高値をつけて売る人たちは、ネットの世界で「転売ヤー(転売屋)」と呼ばれる。フリマアプリやオークションサイト、出店者として登録をしたアマゾンなどのECサイト上で商品を転売し、利益を稼ぐ。小遣い稼ぎの個人から、転売を生業にする人までそのタイプはさまざまだ。
マスクやトイレットペーパーといった生活必需品が品薄から高額転売のターゲットになるのは流石にどうかと思います。
しかしその一方で「待てば買える」商品が高額で転売されるのは、買う人がいる限りはなくならないわけですよね。
「他の人が持ってない今、自分は持っている」というプレミアを欲しがる人もいるわけで。
普段から買い物してくれている常連や会員などに限定した抽選販売や一人あたりの販売個数の制限など、売る側の転売ヤー対策は必要ですが、それでも多少の利益が出てしまうので個人レベルの転売ヤーは増えるんでしょうねぇ…
もちろん、「品薄商法」なんて転売ヤーにとって格好の的になりますから、もう限界です。
もはや転売は「副業」の一つ
フリマアプリを使った転売が「副業」の一つとして既に認識されていて、コロナ禍でそれがさらに高まっている現実があります。
ノウハウが広まってレッドオーシャンだと思いますが、小遣い稼ぎ程度なら気軽にできて好きな時にできる、副業としては始めやすくて辞めやすいのでいいんですよね。
「リスクのない転売ビジネス」のはずが…
フリマアプリを使った転売を細々とやるならリスクが低い副業だと思います。
しかしながら、その転売ビジネスのノウハウやサポートを提供すると言う事業者に関する相談が増えていると、国民生活センターが注意を呼びかけています。
転売そのものは低リスクで始められるけど、ノウハウがないからと高いお金を払ったら高リスクということ。
怪しい業者の返金保証もあてにしない方がいいし、「すぐに元が取れる」なんて考えない方がいいわけですねぇ。