新車の香りは「発がん性物質」の香り!?
「新車の香り」には、がんや生殖障害、子どもの先天性欠損症などを引き起こす可能性があるベンゼンやホルムアルデヒドなどの化学物質が含まれています。新たな研究によって、日々の通勤などで1日20分以上新車に乗り続けた場合、ベンゼンとホルムアルデヒドの摂取量が法的に定められたしきい値を超えると判明しました。
私は中古車しか買ったことがないので、「新車の香り」をありがたがる気持ちは全くありません。
人によっては「新車の香り」は、「初めて新車を買った時を思い出す」のだと思います。
実家の香りとか、祖父母の家の香りとか、特に良い香りでなくても思い出を呼び起こさせてくれる香りというのはあるものですから。
新車の香りの主な原因は「接着剤」
新車の香りの正体は、「シートや金属などの素材そのもののと、接着剤のニオイ」だそうです。
接着剤から揮発する成分に発がん性物質が含まれているのでしょうかね。
その濃度はメーカーや車種によって違うと思いますから、一概に危険かはわかりませんが、気にはなりますねぇ。
この記事の通りに身体に悪い影響があるのだとすれば、中古車だけ乗っている方が健康リスクが低いということで、私は知らないうちに健康にいい行動をしていたのかもしれません。
シックハウス症候群と同じ構造?
建材や家具などに含まれる化学物質によって家にいるだけで健康影響が生じる「シックハウス症候群」がありますが、それと同じ構造が考えられます。
「シックハウス症候群」が増えた背景には、省エネのために高気密・高断熱化して換気されにくくなった家が増えたことがあります。
自動車も同様に、静音性を上げるために気密化が進んでいるので、それが車内での化学物質の吸引量を多くしているのではないかと。
新型コロナの感染対策のために換気が求められますが、新築の家や新車から出る化学物質対策としてもプラスに働くのかもしれませんね。