週刊SPAでも「FIRE」特集
4月6日発売の『週刊SPA!』は「日本版FIRE」「セミリタイアする技術」と銘打った特集を組んでいます。
先週発売の『AERA』で「FIRE」特集記事が組まれたり、フジテレビ『Mr.サンデー』での特集が放送されたりと、このところメディアがやたら「FIRE」を取り上げているのに驚きです。
新型コロナで仕事が不安定で先行きに不安があるから、より注目が集まっているのかもしれません。
しばらくはメディアが取り上げたり、ブームに乗っかった書籍が出版されたりが続くと思います。
「FIREムーブメント」は2~3年前から浸透
私が「FIREムーブメント」について知ったのは、2018年11月のギズモード・ジャパンの記事を読んでのことでした。
「早期リタイア」や「セミリタイア」自体はもうずっと前から知られていましたが、「FIRE」はこの時期から知られていったのだと思います。
ここ1~2年は、にほんブログ村の「セミリタイア生活」カテゴリーに登録されたブログも、タイトルに「FIRE」を入れたブログが増えていった印象があります。
アメリカでの「アーリーリタイア(早期リタイア)」は、若い頃から高収入でいっぱい稼いだ人(成功者)が悠々自適な生活を送るイメージで、「FIRE」はそれとは違う質素でもいいから労働に縛られない自由を得るのが目的というイメージです。
日本ではアメリカのようにはっきりした「早期リタイア像」がないので、「早期リタイア」「セミリタイア」「FIRE」が一つの大きな枠組みとして捉えられそうですね。
その中でしばらくは「FIRE」が注目ワード・トレンドワードになるのでしょう。
「一つの生き方」として認められるのは良いこと
「FIRE」のような「労働から解放されて自由に生きる」生き方が認知されるのは良いことだと思います。
ただ、それをみんなが求めてしまっては社会が成り立たないわけで、それを目指すのが一定数でないと。
しばらくはブームとしてメディアが取り上げますが、すぐに沈静化すると思いますけどね。