日本に眠る36兆円の「埋蔵金」
「日本の埋蔵金」と言うと、政府の中で必要以上に積み上がったお金かと思ってしまいますが、あくまで各家庭・個人で増えた貯蓄・資産のこと。
コロナ禍で支出が減った一方で、特別定額給付金もあって収入は増え、「有価証券純購入」が増えているデータもありました。
「コロナ禍が終わったら旅行や外食に行こう」と考えて、今は貯めている人もいるでしょうから、これをいかに掘り起こすかは政策次第かな。
去年の「GoToキャンペーン」はタイミングが悪かったと思いますけどねー。
「埋蔵金」を本当に掘り起こせるのか
36兆円あるという「埋蔵金」を全て使わせるというのは難しいでしょうね。
「有価証券純購入」をした人は、しばらくそれを持ち続けると思いますし、コロナ禍を経験して「貯金を持っておかなければ」と感じた人も多いはず。
貯めるつもりがなかった「意図せざる36兆円の貯蓄」というよりは、もしもに備えるためのお金が半分、アフターコロナに使おうと思っているお金が半分という感じでしょうか。
36兆円全部を掘り起こすのは難しいでしょうけど、一部は掘り起こして経済活性化させられると思います。
アフターコロナの掘り起こしは細く長く
去年の「GoToトラベルキャンペーン」では、割引率が高かったためなのか、高級なホテルでは客層の変化に戸惑ったところもあったとか。
次に同様のキャンペーンをするとしても、割引率は高すぎず低すぎず、細く長くでやった方がいいのではないかと。
キャンペーンでわーっと人が押し寄せて、それが終わったらまた閑古鳥が鳴く状態になったら困りますし。
「埋蔵金」の掘り起こしのために、赤字国債(借金)が増えることも忘れてはいけませんが。