令和3年分の路線価公開
令和3年分の路線価が公開されました。
今年は新型コロナの影響がどれほど出るのかが気がかりでしたが、全国平均では前年比マイナス0.5%の下落となりました。
最大の下落は、大阪・心斎橋筋でマイナス26.4%。外国人観光客でインバウンドの恩恵を最も受けていた地域だけに、下落幅も大きいですねぇ。
一番地価が高い場所として話題になる東京・銀座の鳩居堂前もマイナス7.0%。
都市部の繁華街にはテナントが撤退したままの商業ビルが増えてしまいましたが、今後どれくらい戻ってくるかで、地価の再上昇幅も変わるのでしょう。
私の実家の路線価は…
全国平均での下落なので、私の実家の地価も今年は下落を覚悟しました。しかし結果は予想を良い方に裏切って、前年と変わらず!
現状維持ではそれほど良い方とは言えませんが…
平成29年(2017年)発表分から平成30年(2018年)発表分にかけて下落してから、4年連続現状維持なので、下げ止まっています。
地方都市の住宅地の地価は、新型コロナの影響をほぼ受けていないのでしょうか。それともこれから影響が出てくるのでしょうか。
住宅地は「2022年問題」の影響が怖い
2022年に「生産緑地」の約8割が営農義務終了になるため、需給バランスが崩れて土地価格の下落すのではないか、と心配されています。
新型コロナの影響がしばらく続いて日本全体の地価が下落しているところに、「2022年問題」が直撃してさらに下落に輪をかける可能性もありますね…
利益を上げにくくなっている銀行が、地価の下落で不良債権を抱えたら、また大変なことになりやしないか心配です。