コロナ禍で趣味に変化
2014年が”スポーツ1強”だったのに対し、2021年では回答がバラけ趣味が多様化していることがわかる。また、「ゲーム」を趣味に上げる人が増加し、巣ごもり消費と昨今のゲームブームが牽引していることが考えられる。2014年では圏外だった「アニメ/漫画」を趣味とする人が倍以上に増加したことも特徴的。
趣味が多様化する一方、「趣味はない」と答える人が4倍以上になっており、無趣味もひとつのトレンドとなっていることがわかる。
2014年の調査と、2021年の調査との比較ですから、モロ新型コロナによる自粛の影響が出ています。
男性ではスポーツが大きく減り、旅行は男女ともに減少。替わりにアニメ/漫画が増えているのはわかりやすい。
「趣味はない」男性は9.2%
「趣味はない」は男性が2.1%から9.2%へ増加、女性も2.5%から6.3%へと増えています。
スポーツや旅行など、コロナ禍でこれまで楽しんでいた趣味ができなくなり、替わりとなり趣味を持てなかった人が「趣味はない」の増加分ということでしょうか。
そういう人も増えてしまった暇な時間にゲームをしたりアニメや漫画を観たりをすることもあるはず。
しかしながらそれは「暇つぶし」に過ぎず、趣味とは思ってないから「趣味はない」になるのでしょう。
リタイア後の趣味は複数持っておいたほうがいい
定年後・リタイア後の趣味は、いきなり始めるのではなく現役時代から始めておいた方がいいと言われます。
また、お金がかかる趣味とかからない趣味、アウトドアで楽しむ趣味とインドアで楽しむ趣味など、違うタイプのもので複数持っておくのがいいでしょう。
その理由は、新型コロナのような環境の変化や自分の生活環境の変化によって、趣味が継続できなくなる可能性があるからです。
コロナ禍で「趣味はない」になった人は、新型コロナが終息したらまた趣味に戻れると思います。
しかし、老後は病気になったり、お金がなくなったりして趣味が継続できなくなる可能性があります。
その時に「趣味はない」になってしまっては、虚しいリタイア生活を送ることになるわけで。
何事も一つに頼る(いわゆる一本足打法)と何かあった時に全てを失うので、趣味もリスク分散しておくと良いかと。