衰退は免れない日本
日本は「後進国」に落ちたのか否か、という議論がありますが、衰退していることは紛れもない事実だと思います。
絶対値として成長していても、他の国と比べて相対的に成長していないので、他の国に追い抜かれています。
歴史的に見れば栄枯盛衰は必然であり、衰退しつつもそれなりにやっていくしかないですね。
「節約セミリタイア」の国
衰退する日本は、まるで「節約セミリタイア」のように思えました。
社会資本や対外資産があり、そのおかげで急激に衰退するようなことはありません。
しかし政府の債務残高はGDPの2倍を超えていて、悠々自適とは到底言えず、節約を強いられます。
高齢化が進んでいるので国民が汗をかいて働くこともできず、国民一人あたりでみると労働力は低くなってしまいます。
つまり働ける範囲で労働しつつ、社会資本や対外資産を取り崩しながら、緊縮財政(節約)でできるだけ維持していく。
まさに「節約セミリタイア」なわけです。
国には定年もリタイアもありませんから、高齢化でバリバリ働ける人が減っていく状況を「セミリタイア」としているわけですが。
「節約セミリタイア」の国で「節約セミリタイア生活」が続けられるのか?
衰退していく国では、財政に余裕がないため様々なサービスが削られていく覚悟が必要になります。
ある日突然に生活が大きく変わることはなく、じわじわと削られていくのだと思います。
20~30年くらい先に生きづらい世の中になってるかもしませんが、私は70代後半になってたら諦めつくかな。
もしも政府が借金を減らすために大幅なインフレを仕掛ける・もしくは起きても容認すると、今のような「節約セミリタイア生活」は続けられないでしょう。
そんな日が来るのか来ないのか、全く予想ができません。