「やせるとボケるし死にやすくなる」
ハーバード大学の研究によると、やせている人は太めの人よりも死亡率や認知症リスクが高い。精神科医の永田利彦さんは「中高年になったら生活習慣病に注意するのはもちろんだが、やせることにも注意するべきだ」という――。
腹囲によるメタボリックシンドローム(メタボ)診断の基準が出来てから、「肥満=生活習慣病」で語られるようになり、痩せたほうが健康的というイメージが強くなったと思います。
かといって痩せれば痩せるほどいいというものではないですし、高齢者の栄養不足も問題になっています。
小太りの人が最も長生きする
一定レベルを超えた肥満の人は生活習慣病になる危険性が高く、適正な範囲に収めておいたほうがいいと思います。
ただ、長生きしている高齢者は「小太り」の範囲なんですよね。
しかしこれは長期の入院などで痩せてしまってから死ぬ人もいるので、痩せてる人が早く死んでいるのか、死ぬ頃には闘病生活で痩せているのかという議論はあります。
BMI30くらいまでは肥満を気にしないでおおらかに過ごした方がいいようには思いますが。
認知症リスクを下げるために太るべき?
あまり痩せると体力・筋力が不足するので、もう少し筋肉を付けつつ体重を増やした方がいいと思いつつ、食が細くなっていると食費が少なくていいやって気持ちもあります。
でも痩せていると認知症のリスクが高いと聞くと、穏やかではいられませんねぇ。
健康寿命が尽きる時はいつかくると覚悟していますが、その中で一番避けたいのが認知症ですから。
もう少し太った方がいいのでしょうけど、筋肉を付けるトレーニングをせずに食べると、ただ脂肪が付くだけで食費もかかってしまうので悩ましい…