進むテレワーク離れ
政府・経済産業省は産業界に対してテレワークによって出勤者の7割削減を求めています。
しかしそれは一向に進まず、むしろズルズルと下がっている現状がありました。
テレワーク実施率は2割に留まり、新型コロナ感染拡大が中々止まらない原因の一つと言ってもいいでしょう。
「出社をした人が偉い」や「上司・先輩が出社しているから」という同調圧力が働いた結果ですかねぇ…
職場での感染が広がっている事実もあるので、帰省の自粛を呼びかける前にテレワーク実施率をもっと上げるよう呼びかけるべきなのでは?
「テレワークでは生産性が落ちる」日本だけが突出
なぜテレワーク実施率が下がったのかというと、やってみたら生産性が落ちたと感じたからでしょう。
ある調査では、「テレワークでは、オフィス勤務時よりも生産性が下がる」と答えた日本の企業は4割。
海外の1割と比べると日本は突出していて、これではテレワークが進まないのもしょうがない。
いや、この1年間でそれをなんとかしておけよ、と言いたくもなりますが。
「グレーゾーン」が多い日本企業
日本の企業では「グレーゾーン」や「例外的処理」が多く、文書に残せないために外注できなかったり口頭伝承になるという指摘はよくわかります。
直接会って話すというのも、余計な証拠を残さない手段の一つなわけで。
テレワークやDXが進まない原因もこれですよねぇ…
「バレると困る」ような企業の中の膿みは、これを機会に取り出してしまえればいいのですが、一部の企業を除けばこのままで終わりそうです。
コロナ禍はピンチであると同時に、日本の仕事の進め方を変革するチャンスだと思っていましたが、道は険しいですね…