お金はあるがやりたいことはない「FIRE」の末路
今、話題の「FIRE」は、現役時代にまとまった資産を形成して早期リタイアし、その後は、投資で年4%の収益を得ることで一生涯安泰という夢のような生活だ。ファイナンシャルプランナーの山崎俊輔氏は「やる気と戦略があれば年収25年分の資産をつくることは可能ですが、現役時代にFIRE実行後の“生きがい”探しもしなければ、あとで膨大な自由時間を持て余すことになる」と指摘する――。
はっきりとやりたいことがないのにFIRE・早期リタイア・セミリタイアしたら、有り余る暇を持て余すだけ。
FIREがブームになるずっと前から、早期リタイア・セミリタイアをした時の一番の心配事として言われてきました。
「ゲームとか最初は楽しくてもすぐに飽きる」という感覚をお持ちの人も多いのだと思います。
私もコメントで「セミリタイア生活は暇でしょうがないんじゃない?」と言われたことがありますし。
FIREすることを目的にしたら危ない
まぁ実際に早期リタイアしたものの時間を持て余してまた働きだす人もいます(フルタイムかどうかは別にして)。
この心配はFIREするならしっかり認識しておくべきでしょう。FIREブームに乗っかって、FIREすることが目的化してしまった場合は特に危ない。
実際はFIREを目指し始めてから実際に早期リタイアするまでの間、冷静に考える時間があるとは思いますが。
かといって「生きがい」を仰々しく受け止める必要はなく、「長く楽しめる趣味」くらいでいいでしょう。
暇を感じないくらい楽しめる趣味を持っていいれば、仕事からの逃避も上等です。私もそうです。
お金がかからない趣味が1つは必要
元記事にあるように「お金のかかる趣味」と「お金のかからない趣味」の軸で考え、両方の趣味を持っておくことには賛成です。
FIREした人だけではく老後資産が心配な高齢者にとっても必要なことで、「お金のかからない趣味」を最低1つは持っておくのがいいでしょう。
今のコロナ禍では、「インドア(もしくは自宅の庭程度)でお金のかからない趣味」を最低1つ持っておくべきかな?
それでも暇だと感じるならば、負担に感じない範囲で働くのもいいと思いますけどね。