アメリカでは大学生の60%近くが女性
・アメリカでは大学生の60%近くを女性が占め、過去最高になったと、ウォール・ストリート・ジャーナルが報じた。
・大学生の男女の割合の差は、急激に広がっている。
・ニューヨーク大学のスコット・ギャロウェイ(Scott Galloway)教授は、この差が「恋愛の危機」につながるとCNNに語った。
アメリカでは大学に進学する割合は女性が多く、大学の学位を持っている女性は学位を持っていない男性を恋愛対象にしないため、「恋愛の不平等」が起きていると。
価値観が違い過ぎると合わないのもありますし、自分と同質・同じレベルの相手を求めてしまうのも必然ですしねぇ。
日本でも、女性は自分よりも高い階級または社会的地位の相手との結婚を求める「上方婚」で、逆に男性は自分よりも低い相手と結婚を求める「下方婚」が志向されてきました。
男性の方が若干出生数が多いこともあり、男余りで「恋愛の不平等」が生じてしまっています。
「危険な集団」を作っている
その男女差が「危険な集団」を作っていて、最も危険な人物とは「お金のない孤独な男性」であると。
その中に私も入っているのか、あるいは将来入るのもしれない…
しかしながら、男性の生涯未婚率が25%にも達しようかという日本には「お金のない孤独な男性」がたくさんいると推測されますが、幸い「不安定かつ暴力的な社会」にはなっていません。
完全に職を失うと犯罪に走る可能性が高まるのは何処の国でも同じだと思いますが、日本ではセーフティネットが多少なりとも機能しているのでしょうか。
「危険な集団」と言われるような、集団で何かを起こすわけでもありませんし。
ひきこもりが暴力をふるうイメージも誤解
「お金のない孤独な男性が危険」という論調を見ると、「ひきこもりは家族に暴力をふるう」という誤解されがちなイメージが思い出されます。
たまにひきこもりが犯罪をしたというニュースが流れたり、家族に暴力をふるっているというレポートがあると、とても強く印象付けられるからなんでしょうね。
もちろん、お金のない(仕事もない)孤独な男性や高齢のひきこもりを増やすことは、社会としては放置しておいていい問題ではありません。
「孤独」が社会問題として認識されているように、お金のない孤独な男性も存在を認識して正しく理解して、セーフティネットの整備が求められますね。